猫と暮らし始めて18年

2018年4月30日(月) 144 / 1

今は社会人となっている息子が小2の冬、ネット友から「猫飼わない？」とのお誘いがありました。
そのころ一人っ子の息子は、動物と暮らしたいという希望をたびたび口にしていました。
ほんとうは兄弟が欲しかったようですが、それは難しかったので、動物、だったようです。

その子猫は、段ボール箱で捨てられていて、保護した方の息子さんが喘息の発作を起こして入院してしまったため（アレルギーだったようです）、里親を探しているという話でした。
写真を見るととてもかわいいキジ白猫でした。
友人曰く「キジ白は頭がいいし、ちょっと犬っぽいところもあって飼い主に忠実だし、フレンドリーだし、おしゃべりでコミュニケーションもとり安いから、初めて飼うにはおすすめ」

写真を見て、息子が一目ぼれして、我が家にやってきました。
猫は息子を弟認定したようで、ときどきケンカしながら兄弟のように育ちました。
彼は、息子が小学校の初めてのお泊りで外泊した日に大騒ぎして「いない、夜なのに、弟がいない」と私のところに訴えに来ました（もちろん、ウニャウニャ言うだけですが、そのように聞こえたのです、私には）。
「今日は、学校の行事でお泊りだから、明日には帰ってくるからね」と懇々と諭したものです。

その後、我が家には多いときには7猫がいました。

彼は、昨年10月に他界しました。
あとから来た猫を見送り、最初の猫を紹介してくれた友人が病気療養するにあたり託された猫を引き取り、息子は就職して家を離れ、そのときどきに、いつもいてくれた猫、私にとっては相方のような猫でした。

喪失感は思った以上に大きく、そんなとき、こちらのチャットルームを見つけ、登録しました。
それが昨年末のことです。

おかげさまで立ち直りかけていたのですが、その後、友人から託された猫に、癌が発覚。
またも介護生活に突入しました。
抗がん剤の投与、自宅での皮下点滴、と気を抜けない日々を、4か月余り。
開花の早かった桜が散るころ、息を引き取りました。

残った白猫も、もう16歳です。またいつ介護に突入するか予断を許さない状況です。
いつまで続けられるかわかりませんが、せっかく参加したコミュニティなので、改めて、よろしくお願いします、との思いで、初めての日記を書きました。

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