第1話「始まり」

2018年5月12日(土) 2018-05-12T07:12:41+09:00 250 / 2

何から話せば良いのだろう。
まだ、寒い季節の時だった。
彼女との出会いは・・・。

「社長！いい子いてまっせ。この子なんて、どうでしょう？」

僕「鼻ズラ長いな、ガリガリやし・・・。」

「いや〜、厳しいですなぁ〜。この子、別の店で働いてたんですけど、そこのオーナーが飛んじゃって・・・、うちで面倒みる事になったんですわ、確かに痩せ気味ですし、きりょうもようないですけど、愛想はええんです。」

僕「ふ〜ん。ちょうど探してたし、会うだけでもいい？」

「もちろん！気に入らんかったら、一杯で帰ってもらってもええですよ。」

こんな感じだった。
普段なら、客引きなんか無視して通り過ぎるのに、答えてしまい、ついていく事になってしまった。

「いやぁ〜社長！浮かない顔してましたけど、なんかありましたん？」

僕「別れがあったんだ、悲しい別れが・・・。」

「社長！その事は一旦忘れて、パァーっとやって楽しく行きましょ！！別れがあれば、出会いがある。そんなもんでっせ。さっ、ココです。1名様ご案内〜！」

この出会いが、僕のこれからの人生を劇的に変えてしまうとは、まだ気づいていなかった。

つづく