
旅立つ2日前に、なんだか痩せてきたような気がする
念のために病院に行こう
それくらいに軽い気持ちで病院へ連れて行きました
21歳の高齢だったことから、血液検査の結果も良くなく
腎臓機能の低下もみられるので入院させましょう、と言われ
すぐに退院出来ると疑いもせず入院しました
ご飯も普通に食べていたし、2階の私達の寝室からキッチンやトイレに
普通に歩いていました
面会に娘と行った時も普通のラムだったので
早く帰ってきなよ、と抱っこして声をかけました
朝8時過ぎに病院から電話がありました
急に呼吸が荒くなってきました
急いで病院に来たください
支度をしていると、再度病院から電話がありました
ラムちゃん、たった今亡くなりました
病院に行くと、まだ温かいラムが眠っていました
頑張ったね、そう労いました
ラムは野良猫でした
以前の職場に時々現れていたらしく、上司や職場の人達にご飯をもらっていたようです
主人はラムをすごく気に入って、飼いたいと言ってきました
その頃は借家住まいだったので、大家さんの許可が必要でした
私も動物好きだったけれど、借家なので無理だろうと思っていたら
まさかのOKが出て、問題なく飼えることになりました
病院へ連れて行くと、1歳くらいだろうと言われました
野良猫だったので、とても痩せていて 尻尾は鉛筆くらいの細さと記憶しています
ご飯の度に、お腹一杯食べてプックリ膨れて姿が切なかった
ラムを迎えて直ぐに主人は転職し、その秋に息子が生まれ
福猫と私達は話しました
息子と娘の育児にも協力的でした
添い寝してくれたり、遊んでくれました
姉としてカウンセリングもしてくれて、癒しを与えてくれました
もちろん、私達夫婦にもおおいに癒しと笑いを与えてくれました
20年一緒に過ごし、2度引越しをしました
おせんべいと餡子が好きでした
腰をトントンとマッサージされるのが好きでした
休憩して休むと睨まれました
主人に仰向けの状態で寝かされても耐えてくれました
キッチンの網戸から外を見るのが好きでした
実家にいた時は雀やバッタ、カエルを捕って来てくれました
ストーブに近づきすぎて、お尻焦げたことあったね
抱っこすると喉を鳴らしてくれました
一緒に寝てくれました
今は抱っこもチュウも出来ないけど
毛並みや感触は忘れていないよ
あれから色々あったけど、元気にやってるからね
そうそう、娘は成人式を迎えたのよ
一緒に野山駆けまわっていたのにね
着物姿見せたかったな
息子も働き始めて2年経つよ
おやつ買ってもらえたのに残念だったね
まだ、こっちで頑張んないといけないから
ラムに会うのは先になると思うけど待っててね
今日はやけに泣けちゃうよ
たまにはいいよね
カブと仲良く待っててね

長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました
読んでくださって感謝します
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