一軒家やアパート、マンション、庭があれば目視して鳴き声がしないか耳を澄ましたりして、注意深く捜索する事、2時間近く、しかし進展はなく・・・。
もしかしたら既にこの辺りは離れてしまったのだろうか?と思いながら、最後に夕方の新聞配達に向かう途中の近隣の女性に妻がビラを渡して協力をお願いして帰宅しました。
アパートで待っていたらフラリと玄関先で鳴くかも知れないし、誰かが家に居た方がいいかも、ということで
夕方からは私が単独で捜索再開する事となります。
夕方の捜索は、アパートから目撃場所までの住宅街をジグザグに歩きながら、途中にあった多頭飼いをされている家の猫に紛れ込んではいないか・・・と一度目とは違う方向から近付いて歩くようにしました。
もう少しでまた目撃情報のあった地域に差し掛かろうかという、その時に自宅の妻から一本の電話。
先ほど最後にお願いした、新聞配達を終えた女性から「今近くで見かけたからすぐ来て!」と連絡が入ったから急いで向かって、と興奮気味に。
妻もすぐに向かうとのことで、私は女性の連絡先を控えて、一足先に教えて頂いた場所へ向かいました。
到着すると女性が親切に見張っていてくれて、今その辺にいたという空き地と住居の辺りをゆっくりと見渡すと・・
ついに発見!青いカラーを付けたままのジョエルがひょっこりと顔を出しました。

やっと会えたよと顔が綻んだ瞬間、ジョエルは駆け出して見えなくなってしまいました・・・唖然、焦り。慌ててその方向へ行くと居ましたが、一定の距離を保った状態から動かない様子。
いつも与えていた食事を器に乗せてカラカラと音を鳴らし呼び寄せると徐々に近づきつつも、シャーッ!と威嚇される始末。
空腹だったジョエルは缶詰も丸ごと、器をひっくり返しながらガツガツ、私はそばで体を撫でながら、お腹辺りにモミが付いている以外には問題なさそうだと安心していたのですが、満腹になったジョエルは、またすぐ私から離れていき・・・駐車場の車の下に潜って落ち着いてしまいました。
実は先に来た私は肝心のキャリーケースを持って来ておらず・・・懐中電灯を地面に当てて左右に振りながら逃げられないように注目を引きつつ、こう着した状況は妻が来るまで続きました。

最近のコメント