
風牙は倶知安保健所に雷牙と共に保護されていました。
私達は当初、雷牙だけを引き受けるつもりでいました。
HPの情報で風牙の存在は確認しており、
「事故に遭ったのか、可哀想だな。」と言うのが素直な感想でした。
雷牙を引き受けに行く際には見に行かないようにしようと決めていました。
見に行ってしまうとどうしても情が移ってしまうからです。
保健所に到着され、雷牙の場所に案内されるとそこには別のケージに風牙もいました。
ここで会った時点で、もう駄目でした。
その場で何度もクルクルと転回し、右腕は体重を支え切れないのかナックリングが目立ちました。
保護当時は眼振もあったという話でした。
軽度なものならいいのかも知れないけど、もしかしたら障害とずっと戦わなくてはならない猫なのではないか。
実際今でも姿勢は安定せず、力の加減もうまくいっていません。
右腕も頻度は減りましたが、未だにナックリングは作ります。
風牙は殆ど尻尾がありません。

画像は隠しているわけではなく完全にそのままです。
もともと短かった物が壊死して切れてしまったのではないか、と言うのが獣医さんの意見でした。
また右側の視界が極端に狭いです。
玩具で遊んでいても、左側は良く反応します。
右側はすぐに見失ってしまいます。
ご飯の時も匂いはするのにお皿の右側だけ上手に食べる事が出来ません。
時期的にはもう直ぐにワクチンを打ち、去勢手術を行わなくてはなりません。
ですが保護前に処方されていた薬、引き受け後に判明した右耳炎症の点耳薬。
これが終わってからにしましょう、と診断を受けたためもう少し時間がかかりそうです😿
共に引き受けた雷牙、現在トライアル中の美鈴と比べて…
お兄ちゃんなのに一番可愛い声で鳴きます😻
声が出ず口だけ動かす空鳴きも良く披露しています。
ボール遊びが大好きなのですが、前述の通りすぐに見失って助けを求めに来る姿がとても可愛いです。
少しずつ少しずつ、風牙の状態は良くなって来ているようには見えます。
ですが事故直後の風牙の姿は見ていないため、不安は残ります。
三匹もいて贔屓してはいけないのは分かっているのですが、やはり風牙の扱いが特別になってしまっているようです。
他の二匹に嫉妬されないよう気を付けなくてはなりません…。
と言いつつまた風牙兄ちゃんにお土産です。

昨日暑そうだったもんな、それでゆっくり寝るんだぞ。
と思ったら邪魔者が入ったようです。

この二匹は出しておけばほぼ一緒にいます。
風牙は力の加減が上手ではないため、いくら仲良しでも監視は必要です。
ですがこの二匹が過ごしている姿を見ていると、引き受けて良かったなと思います。

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