自分への備忘録の様な物も含めてなので、文字ばっかり、たくさんになります。
興味ないね! という方は、このまま閉じてしまって全然問題ありません。
ネコジルシではない別のサイトでのご縁でしたが、そもそも何となく2匹目を……と考え始めたのは、ネコジルシでも8月頭に書いていた、夢で見たことが切っ掛けではありました。
その時に少し気になっていた子は、残念ながらご縁がありませんでしたが……。関係のない話になるので此処は割愛。
ともあれ、そんな具合に、なんとなく新しい家族という物に思いを馳せていたので、これまたなんとなく里親募集のページを眺めていたのでした。
この時点では、「何が何でも新しい子を迎え入れるぞ!」というつもりもなく、どちらかと言えば「あーこの子も可愛いなぁ」とかそういう、猫たちのグラビアを見ている様な、そのくらいの心づもりでした。
そんな風に見ている中で、募集内容を見てどうしても気になってしまった子が、あんちゃんでした。
生後1ヶ月の黒猫の女の子として募集されていて、内容をざっくりと書くと、「会社敷地内で瀕死の状態で倒れている所を警備員さんが発見した。病院に連れて行って1週間ですっかり元気になった。親兄弟も見あたる様子がないので里親を見付けてあげたい。」という旨でした。
この時点で、「1ヶ月くらいの子が、瀕死の状態で親兄弟とはぐれて、保護している人もちゃんと家族になってはあげられない状況なの……?」と心がざわついてしまい、思わずその足で質問(と言ってもほぼ応募のような形式でしたが)を投げてしまいました。(この時点では前述の通りに、絶対に里親になりたい!という感じではなく、この子がどういう状況なのか詳しく聞いてあげたいという気持ちが強かった覚えがあります。)
結果としてはそこから、とんとん拍子にご縁が繋がってトライアルをさせて貰う事になりました。
1ヶ月の子だと離乳前じゃないかと思って恐々としていましたが、お話を窺ってみると、既に離乳済みで缶詰中心、ドライフードも食べるとの事で。この時点で、「あっこれは多分1ヶ月じゃないな」と思っていました。
後でわかりましたが、どうやら保護当時の体重が380gしかなかったらしく、体重から考えて1ヶ月くらいだろうと獣医さんが仰っていたそうです。保護されてからはぐんぐん体重を増やして行き、お預かりする時点では700gまで増えていたようです。
保護してくださったのが8/6、体重を最後に計ったのがその十日後の8/16だったようなので、その期間で倍近くまで大きくなったようです。……話の流れから考えると、「成長した」というより、「取り戻した」という具合だろうと思っています。最終的にお預かりした頃には獣医さんも、生後2ヶ月ちょっと経ってるかもしれない、と仰っていたそうなので、やはり栄養不足などでしっかり成長出来ていなかった影響で体重がかなり軽かったのだろうな……と。
……ちなみに今の体重は計ってあげられていません。随分と大きくはなったのですが、体重を計ろうと箱とかに入れてあげてもピューッと逃げてしまって上手く計れず……。この辺、海くんは恐ろしく単純で楽でした。(ハコを見たら勝手に入ってくれるので計測が楽だったこと楽だったこと……。)
来週辺りに2度目のワクチンを打ちに行く予定なので、その時にちゃんと計って貰おうと思います。
閑話休題。
話を伺った時系列は前後しますが、あんちゃんを私がお預かりする前の、保護主さんが発見してからの様子と、それを聞いた時の自分の予想なども纏めておこうと思います。
保護当時は、衰弱しきっていてそのまま死んでしまうのではないかと心配になるような状況だったそうです。自分で身動きも出来ず、片目は閉じたままで、首すら動かすことも出来なかった、と。
そこから少しずつ出来る事が回復していき、ご飯を食べられるようになった後には旺盛に食欲を発揮してどんどんと元気を取り戻していったのだと、その時の喜びが想像できるようなメッセージで伝えて貰いました。
その後の検査で、どうやら保護する前の野良の頃に、大きな外傷こそ残っていないものの、交通事故に遭っているらしい様子がみてとれたらしく……。(皮下気腫や、首後ろにかさぶたが原因のコブの様なものがあったとのこと。)
栄養失調からの左前足への不全麻痺の様子も見られた、などの状況を聞いて、私が想像してしまったのは、
「この子は交通事故にあって衰弱し始めて、とうとう母親がこの子はもう育てられない、助からないと見捨てて置いていった所を発見されたのではないか……?」
という物でした。
この頃にはもう、この子の家族になってあげたいという思いはとても強くなっていました。
……あ、ちなみに、私がトライアルでお預かりする頃には日に日にすっかり元気になっていて、部屋の中を走り回るくらいに回復していたようです。最初に連絡をとりはじめた頃は、まだ体力が戻っておらずヨチヨチ歩きだと聞いていたので、本当にこの子は強い子だったのだと思います。
書いていて、これはうちに来た後の話は別に分けた方がいい分量になるな、と思えてきたので取り敢えずこの辺り、トライアルでお預かりするまでの流れでひとまとめにしておきます。
話の流れで挿入するつもりが、入れる場所がなかった2匹の写真をぱらぱらと張っておきましょう。
すっかり馴染んでくれた様子の2匹の寝姿。この様子を見られただけでも、あんちゃんを家族に迎え入れることが出来てよかった、と心から思えました。
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あんちゃんの話にはあまり関係なく。すっかり大人びた顔を見せるようになってきた、ねむねむの海くん。
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これまた随分と馴染んでくれたらしく、だらしなくびろーんと伸びた寝姿を見せてくれるようになったあんちゃん。
お腹の白い毛のワンポイントが実に可愛い……。
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