それはご近所猫の避妊手術。
とあるお宅の塀の上にお腹の大きい三毛猫を見てしまったのがはじまりです。
近所の方によると、そのお宅にはいつも10匹ぐらいたむろしているらしい。
どうやって切り出そうか迷っていましたが、
「迷子猫を探してます」という良い口実ができたので、(ちっとも良くないけど)
餌やりさんちに突撃となりの猫屋敷してきました。
初回は軽めに、飼い主のいない猫の不妊手術をしてくれる制度があるんですよーと、
どうぶつ基金のチラシを渡して猫談義を。
好感触だったので、数日後、シマちゃんを捕獲できたご報告がてら、
チケットを使っての避妊手術のお誘いです。
餌やりお母様は70歳くらいでしょうか、猫愛はありますが昔ながらの飼い方がしたいらしい。
譲渡もしてるけど、間に合わなくて徐々に増えているとのこと。でも危機感なし。
幸い娘さんが「ありがたい話だからやってもらおうよ」とお母様を後押し。
お腹の大きい三毛猫はどうやら産後だった様子。
9月チケットは2枚しか申請していないので、(吉田さんと三毛猫の分)
若いメスが先がいいか、授乳中の三毛が先かという話をしていると、
ふくらはぎをぐいっと頭突きされて、驚いて飛び上がる。
ああ、なんだ猫かとよく見たら…
ええっ! 吉田さん!!!?
「あら、ハートちゃん! どこいってたの〜」とお母様。
えぇっ! ハートちゃん!!!?
吉田さん、どうやらそこの飼い猫だったようです。
しかも名前がハートちゃん。(頭の模様がハート型だから)

お母様にニャアニャア言って家の中に入れてもらってました。
私にはシャーしか言ったことないのに…
触らせてもくれなかったのに…
きっと、私が「吉田さん!」って呼ぶたびに、
「吉田さんて誰だよ。俺には『ハートちゃん』ていう可愛い名前があるんだよっ」
とイラッとしていたに違いない。
一時は真剣に保護を考えていたのに、吉田さん…いや、ハートちゃん。ぷぷ。
彼の状態や飼い方に、思うところはありますが、
まあ、帰る家があるならよかったです。
\ヘンな呼び方ヤメロ。あとオイシイのよこせ/

そんなわけで、オスのハートちゃんは後回しにして、
若いメス猫2匹を手術することになりました。
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