ほっと一息ついて、台所の椅子に腰かける。
すると姐さん、しっぽを立てて私のそばに寄ってきて、
すとんと座る。私の顔を見る。
「どうしたの? お腹減ったの?」
そういうわけでもないらしい。
「それともこれかな?」
そばに落ちてたじゃらしを拾うけど、
これでもないらしい。
私は仕方なく、姐さんと鍋を見比べる。
ただ、そばにいたいときもあるもんだ。
そんな風に感じて、何気に嬉しい気持ちになる。
姐さんの頭を撫でると、彼女も幸せそうに目を細くする。
そうするうちに鍋がぐつぐつ言い始める。
火加減見なきゃなと、腰を上げる。

すると姐さん、私が座ってた椅子にジャンプして、
すぐさまゴロン。
「…あ、そういうことなんですねぇ」(苦笑)
どうやら姐さん、自分の居場所を私に取られたと思っていたようで…
私には「早くどいてくれないかなぁ?」と思いながら待ってただけのよう。
幸せな勘違いは、きっと誰も傷つけない。

ほんでまた、
我が家に新入庫のハチワレ女子「がんも」ちゃん。
車通りの多い道路脇で保護されたとのことですが、
あまりに人馴れした様子から、飼い主さんいるんじゃ疑惑も…
現在、飼い主さんor里親さん両方の線から当たっております。
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