今日は休みなので、ほぼ1日作業に当てております(もちろん休憩は入れてます)。
現在は顔のベースの造形までなんとか終わりました。
二対同時に作るので、時間は倍かかりますが、片方が飽きたり行き詰まったらもう片方を作る……みたいな感じで思ったよりはサクサク進んでいます。ここまでは最初に計画したよりは作業が早く進んでいるので、後半の植毛作業に時間がだいぶ取れるでしょう。
長吉もヒカルくんもブラックスモーク。毛色はほぼ同じ。
ぱっと見も双子のようによく似てる。(特に遠景の写真などそっくりです)。
まあ、違いは目のところぐらいだろうと思って作り始めましたが、いざ作り始めてみると二匹とも結構、顔に個性があって似て非なる感じ。
ヒカルのママさんにお借りしたヒカルくんの写真は顔がアップになったものが少なかったため、写真を拡大してそれを見ながら顔の作り込みをやりました。
ヒカルくんの目は閉じた形で作ることにしましたが、自然な目の閉じ方をいろいろ考えた末、こういう作り方にしてみました。

半球ガラスの大きさに合わせ、綿の塊で半球ガラスと同じ大きさの塊を作ります。
大きさは長吉に使ったグラスアイより若干小さめにしてあります。
萎縮した目ということなので、少し小さめの方が収まりがいいように感じました(何種類か試作した結論)
それを、あらかじめ決めておいた目の部分に取り付け、上から瞼をつけて、閉じた目を作りました。
こうすることで、本来眼球がある部分の膨らみが自然に作れます。
今回はいつもと作り方が少し違うので、半月ほど前から、しずくさん作りの合間に小さなサイズの試作品を作って研究しておりましたw
結果、私の場合はこのやり方が一番見栄えがよく作れるというのがわかりました。
上級者の人なら、こんなことしなくても簡単に作れてしまうんだろうけど、私まだまだ未熟なんで、試行錯誤や回り道が多いです……('A`)

こんな感じになりました。
ヒカルくんの顔立ちは丸顔。
マズルが大きく、高さもあって形も丸い。鼻筋の幅は少し広め。
顎と頰に肉付きがよく、頬骨のところが若干長吉より高めですね。
顔のベースはこの写真を参考にしましたが、お借りしたものの中に目を閉じた写真もあったので、閉じた目の角度や長さはそちらの写真を参考にしてみました。
長吉は先日素材作家さんから買ったグラスアイを使用。

やはりプラスチックアイと違い、目の輝きが違いますね……。
ガラスのものは追視効果(動かした方角に視線が向くように見える効果)があるので、表情がイキイキしてます。
やはり今後はグラスアイを使うことにしましょう。(買い置きのプラスチックアイはまた何かの時にでも使おう……うん)
ガラスの目の作り方がわかったのと、グラスアイ製作用の材料も揃ったので、次回製作予定の虎太郎君からは自作品を使うことにします。

長吉の方はこんな感じに。
長吉の顔立ちは逆三角形で小さめの顔。
この子、体は太ってもなぜか顔だけはずっと小顔だったんだよね……。
鼻筋はヒカル君よりは狭くて長い。犬っぽい感じの鼻。
マズルはあまり肉付きがなくて薄め。顎の所はシュッとしてますね。

並べてみました。
うん。顔の形はやっぱりだいぶ違いますね。こうしてみると。
遠目から見たら、ヒカル君と長吉はものすごく似てるし、写真を見ててもすごく似ているショットのものがたくさんありました。
だから、同じ感じで作ればいいかなあって思ってたんですが、その認識は改めることにします。
同じ毛色の子でも、それぞれ顔に個性があります。
猫を飼う前は同じ毛色の子は見分けをつけることができませんでした。
要は視点の問題なんでしょうね。
外国人からみれば日本人は皆同じ顔に見えるって言われるのと同じようなものかしら?
猫以外の他の動物だと(犬とか)、同じ種類、同じ毛色の子はやっぱり今でも見分けられる気がしません('A`)
でも、長く飼ってるとそれぞれの子の顔立ちや体型の個性が見分けられるようになるもんなんですね。
九割似てる子よその子がそばにいても、自分の家の子なら一割だけ違うその違いを今なら見分けられる気がする。
たくさんの黒猫の中に紛れてても、私は多分美雨様を見つけ出せる気がするなあ……。
さて、これから耳作ったらあとは顔に植毛していきますよ♪(これが時間かかるんだよね……('A`))
私信:
ヒカルのママ様。
ヒカル君のお顔立ち、こんな感じでいいですか?
まだ手直しできますから、ここを直して欲しいというのがあれば、ご連絡くださいね♪
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