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ノワールが旅立って3ヶ月
「ノワールの代わりはいない」
その思いから新しい家族を迎えるつもりはありませんでした。
自分は普段昼間は仕事で家にはいません。
ですが、同居の母親は短時間のパート以外の時間は家に居ることが多く、その為ノワールは母親を遊び相手にしている事が多かったのです。
母親は口に出すことは殆んどありませんでしたが、やはり寂しいようで、TVの動物番組やかわいい猫動画を見ては悲しそうな目をしていました。
そんな時、生き物にサンキューの最終回で最愛の子が旅立った人達が、新しい家族を迎えているのを見て、自分の為だけでなく母親の為にも新しい家族を探そうと考えるようになりました。
しかし、それが自分にとってはノワールへの裏切りやノワールへの愛情が薄れたかのように感じてしまい、なかなか踏み出せずにいました。
が、それでも毎日ネットで里親探しのサイトをネットサーフィンしていると、ノワールと出会った時のような感覚を覚える一匹の子猫の写真に目に止まりました。
今までも沢山のサイトを見てきましたが、目にとまる子は中々おらず、だからと言って手当たり次第と言う訳には当然行かない…
そんな中、その子は何故か凄く気になっていましたが、
自分だけで飼う訳ではなく、むしろ母親の為だったので写真を見せて母親が気に入れば応募しようと思い、母親に写真を見せる事にしました。
今までも試しに写真を見せた子がいたのですが、あまりいい反応が帰って来なかったのですが、
何故かこの子だけは多分大丈夫じゃないかと言う漠然とした思いがありました。
そして、写真を見た母親は、
「かわいい子だね🎵」と初めての好感触。
「じゃあ、里親募集に応募するかい?」
「そうだね、この歳で子猫は大変だけど、またあの子の時のように一緒に遊べば楽しく余生が過ごせるかもね。」と初めて前向きな事を言ったのです。
直ぐ様里親募集に応募しました。
しかし、他にも応募の方が数名おられて、しかも自分はあとの方だったので正直選ん頂ける自信は全くありませんでした。
母親は
「選ばれなかったらそれはそれで仕方がない、縁がなかったと言う事で諦めるしかないでしょ?あとは縁次第」
と言っていたところ、返信がありなんと!
「里親にお願い出来ますか?」
とのご返信があり、まさしく縁が僕らとこの子を結びつけてくれたのでした!
母親も大変喜び、家に連れて行く道中、家に着くまでの間ずっと可愛がっていました。
再び我が家に光が、ノワールとはまた違った形の光が照らされました。
この子にいっぱいの愛情を注ごうと思います。
この子が我が家の子になって幸せだと思ってくれるように。
そして、ノワール…
だからと言ってお前への想いは決して変わらないからね。
お前の弟を優しく見守ってね。
そして、パパからのワガママなお願い
パパやおばあちゃんが虹の橋に行ったら迎えに来てくれたらうれしいな…
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