今日は四十九日です。
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強気でワガママ姫で、興味津々な心を持つ、美人さん。
表情豊かで、おもしろくて私をいつのまにか笑わせてくれていた。
膝から崩れ落ちて泣いたとき、涙をなめてくれたこともありました。
3日行方不明で、「探しています」チラシをポストしながら呼び続けた日もあったし、
10回以上の引っ越しにも付き合ってもらって・・・
思い出はあり過ぎます。
家族..娘とも友達とも、それこそペットなんて呼べない、特別な存在です。
年をとって、毛繕いをしなくなって目ヤニ鼻水がすごくてやせ細ってもなお、
本気で世界イチ可愛いと思っていました。
亡くなる3日前。
お気に入りの猫タワー窓際での最後。
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あの台風の夜から5日間、ほぼ寝ずにつきっきりで
「もうがんばらなくていい。楽になっていいよ」と声をかけながらも
「まだ逝かないで。ずっと一緒にいたいよ」矛盾した感情との葛藤。
残された時間はわずかと感じた夜。
看病しながらずっと走馬燈のように思い出していたことを話して、
「いつか必ずまた私に逢いに来て」と、言っておいた。
(全部、涙鼻水まじりのささやき声ですが)
ずっとうつろだった目が、その時だけ私の顔をじっと輝いて見上げていました。
その日付がかわる少し前、最後まで生きることに闘いを挑んだチョコたんは
力をすべて振り絞るような慟哭を2回して息をひきとりました。
眠るように逝って欲しかったけど、
今思えば、おてんば娘のチョコたんには無理だったかな。
チョコたん、長い間ありがとう。大好きだったよ。
人でいうと、魂が次の世へ旅立つ日。
猫だから虹の橋のたもとで楽しく暮らして私を待っているのかな。
飼い主が泣いてばかりだと幸せになれない。と聞くし
二人のチビッ子もいるし、ネオもいるし。
目が痛くなるほどの涙の数は減ったけど、泣かないでチョコたんを想えるように。
『写ルンです』で撮っていたのを直撮り、迎えたばかりの頃のチョコたん。
今のウチのチビッ子たちより、ちっちゃい。
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(写真の向きはあっています・・)