スクちゃんのこと。
スクちゃんは、生後1ヵ月過ぎくらいの頃、
とある施設の駐車場を一人で歩いていたところを警備員さんが捕まえて
保健所へ連れて行こうとしているところに、
たまたま保護主さんのお母さんが出くわして預かったそうです。
初めから人懐こくて、でも噛み傷か、ケガをしていて右耳の先が少し切れています。
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首の左側が剥げていましたが、首回りは毛が生えて今ではわからないくらい。
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ただ右耳裏の毛は生えてきそうもないかな。
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そんなスクちゃん、ウチに来てから、オシリを拭いていたとき
いつもの「いやん」的なピャーピャーと違った
「いたーーーーーーーい」みたいな鳴き声をしたことがありました。
あとは、右後ろ脚を床からあげて曲げて、ちょっと痛そうにな仕草を見たことがあり
都度、心配して注意して観ていても、すぐ元気に駆け出して
子猫はあちこち突進してぶつかったりするから、一過性のものかな?そう思っていました。
それが、1ヵ月ほど年下の妹分、ハナちゃんがウチに来て2日目。
ずっと(今も)スクちゃんがあがってきたことのないベッドのうえに「ひゅっ」と飛び乗ってきました。
初日に猫ドアも階段もクリアしていたハナちゃんの身体能力の高さに「サスガ!」と呑気に思う。
ソファにも同じように「ひゅっ」と乗ってくるハナちゃん。
あれ?でも、スクちゃんは「ひゅっ」と飛び乗るのではなくよじ登ってくるな・・
そういえば、ウチの小さなケージの中段で遊んでいたハナちゃんのところに
スクちゃんがよじ登れずにズッコケて落ちたこともありました。
毎日、すっごい元気に駆けずり回っているけれど、
・・・スクちゃんの「ひゅっ」としたジャンプを見たことないかもしれない。
うーーーん。
いやいや、猫の個体差じゃない?
ネオは「ひゅっ」だけど、どっちかっていうと、チョコたんは「よじよじ登り系(か、老化?)」だったし。
でもでも記憶を辿ると、お見合いで保護主さんちの立派な3段ケージを
ぴょんぴょん飛び回っていたような・・・
じゃあ、ウチに来てから何かあったの?捻ったとか、骨折とか??
うーーーん、心配したり考えたり。
そんな矢先(昨日)、スクちゃんが歩かない。
正確には、お気に入りのブランケットから出ずにコロコロ寝転がるだけ。
ほとんど寝ている。
最初、ハナちゃんと遊びすぎて疲れたのかな?と思うけど
夕ゴハン時、シンクで支度していても、足元の『お腹すいたニャー』隊にスクちゃんがいない(初めて)
えーーっ?スクちゃん!!どうしたの!?
ゴハンを口元に置いたり、指であげてもちょっとなめるくらいなので
初ちゅーる(子猫用)1本をあげたら、それは食べてくれた。
でも、夜もずっと寝ている・・
これは明日朝イチで病院だ。
そして、朝。
スクちゃんは、『お腹すいたニャー』隊となり、足元に現れたので、
一瞬すごく安心したのに、ゴハンは少しだけですぐ横になる。
歩く姿はゆっくりたどたどしい。
体重も、量ると1550gくらい。
おととい1680gあったのに、5日前の体重まで減っている。
スクちゃーーん。大丈夫?心配が募る。
待ちに待った診療開始時刻9時になり、予約の電話をしたところ不通・・(この病院は事前TEL必須)
ん?
ああーーー!
今日祝日だったーーーーー!!
休診日ーーー!!
スグ気を取り直して、チョコたんのお世話になっていた別の病院へ車をとばす。(法定速度内)
ココは、12/30~1/5以外無休。助かったー。
先生は、そもそも弟の寿司屋のお客様でお付き合いがあるかた。
里親になってから、今までの経緯を駆け足で説明したところ
「スクちゃん、熱が40.5℃もありますよ。これじゃあ、立ち上がるのもしんどいですよ」との事。
「骨折してたらもっと触っただけで痛がるのでそれはないでしょうね」
血液量が足りず見送っていた血液検査をする。
スクちゃん、今日もイヤイヤがすごく、結局この後奥に連れていかれる。
結果待ち中、まわりはワンちゃんが多く、『うー。』と唸って『しゃー』のスクちゃん。
→検査結果を見つつ、各項目の説明を受けるも、際立った異常はみつからず。
おとといまではハナちゃんとむしろハイテンションに駆け回っていた事を鑑みても
発熱している要因が特定できないそうで、リンゲル液・インターフェロンを投与。
「明日また来てください。熱がひくのか、経緯を見てまた治療します。
とにかく、ゆっくり休ませて。
あと、熱がこれだけあったら普通は食べれないですけど、食べてくれるならカロリー優先で」
帰宅後、ケージにすんなり入ったスクちゃん。
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ちょっとだけ、ちゅーるをあげたらなめたので、
すかさず、お湯でふやかしたドライ・カルカンパウチ・粉末の高たんぱく/カロリー栄養食に
チュールを混ぜて食べさせると、ペロペロ。
けれど、上手にきれーに、ドライだけ残した・・
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そう来ましたかー。
では!と夕ゴハンには、チョコたんのときに毎日使っていたミルサーを引っ張り出して
カリカリを粉末にしてお昼と同じMIXでスクちゃんに差し出すと、半分くらいなめてくれる。
なめるということは、噛みたくないの??
でも、よかったー。
でもでも、もっと以前のような食いっぷりに戻って欲しい気持ちが残る。
食べてから、ハンモックに移動してまたグッスリ眠っています。
明日も病院。スクちゃん、ゆっくり休んで、良くなって。