何年たっても忘れられないけど、それでも時間はすぎてるんだなって思います。
我が家の玄関を入るとすぐ、長吉が迎えてくれます。
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部屋のいたるところに写真立てがあって、長吉のいろんな表情を飾ってあります。
出かける時に「行ってきます」
帰った時に「ただいま」
今も玄関に置かれたこの写真パネルに声をかける習慣は続いています。
いつも長吉が見送ってくれて、一番に迎えてくれる。(美雨様も玄関にお出迎えにきてくれます)
なんだかその生活が、この2年で当たり前になってしまった感じです。
主人との会話の中にもほぼ毎日のように長吉の話題はでます。
もちろん、今では美雨様の話題の方が増えましたが、それでもやはり事あるごとに「そういや長吉はこうだったよね」と話題に上る。
子供に恵まれなかった私たちにとって、長吉がいた10年は豊かな時間でした。
子供代わりという感覚ではなく、小さなパートナーという感じでした。
いろいろな刺激と、いろいろな経験を与えてくれた大事な子です。
主人は普段は寡黙な人で、あまり積極的な会話の少ない人ですが、長吉や美雨の話題になると別です。
我が家にとって猫たちの存在はとても大きいものです。
さっき、にゃるるさんの日記を読んでいて、肉球の話があったのでちょっと便乗。
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これは、長吉の手形……というか肉球形。右前足のものです。
亡くなった時、最後のお別れの時にとったものです。
生きてる時はインクなんかつけられないから、最初で最後の一枚。
何か、あの子の足跡を残したくて、荼毘に付す直前に急に思い立って、とったものです。(もちろんそのあと、インクは綺麗に拭き取ってから虹の橋に送りました)
この手形(?)と、お気に入りの写真を玄関に飾って、毎日眺めています。
表情がとても豊かな子でした。
もっともっと、くるくる変わる表情を見せて欲しかったなあ……。
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長吉1歳。
ガラケー使ってた頃の写真で、一番気に入ってたなあ。
なんとなく「俺様参上!」って感じのドヤ顔で、好きな写真でした。
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主人のお気に入りはこれ。
彼はLINEのアイコンにこの写真を使っています。
長吉はちょっと舌を出してる事がよくあって、ベロ出し写真はたくさん残っています。
これは4歳ぐらいの頃かな……。
命日だから、いろいろ思い出してしまうけど。
悲しい思い出はもうやめようと思います。
これからは、命日にはあの子を偲びながら、楽しい思い出をここに書けたらと思います。
……なんか、とりとめもなくなってしまったけど。
ああ……。
これを書いている今、なにやら気配を感じます。
気のせいだってわかってるけど、あの頃みたいに、私の背後からじーっと私を見ててくれたら嬉しいな。
大丈夫。
長吉のおうちはいつまでもここだから、好きな時に帰ってきていいんだよ……。
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