コンちゃんが我が家に来る前、先月まで我が家にはアメリカンショートヘアーのモモタロウという男の子の家族がいました。

モモタロウは知人宅で生まれたのを譲り受けた子猫で、13年前、家族が知人から
「子猫が生まれたんだけど、一人だけ引き取り先が決まらない、お前、飼ってくれないか?」
という縁が、きっかけで一緒に暮らす事になりました。
モモタロウは、兄弟猫の中で一番大人しい性格で一番体の小さな子猫だったそうで譲り受けた時、親元様は
「コイツは、あまり体が大きくなる事はないと思う」と言っていましたが、やはり体重は3.5kg止まりでした。
はじめて我が家の家族になった猫ちゃんという事もあって、最初は色々ありました・・・・
寂しがりな性格なのを知らずに小さな子猫だったから、寝相の悪い家族と一緒に寝るよりは、
安全だと思って家族とは別の部屋で寝させようとしたら、夜鳴き連発で障子を突き破ってきたり・・・・
それからは結局、モモタロウの好きな場所で寝てもらうようにしたんだけど、
結局、家族誰かの寝室を行ったり来たりで、寝ようとすると人の顔をペロペロして邪魔したり・・・・
年寄り猫になって、寒い冬の夜は家族の誰かと布団の中でゴロゴロと喉を鳴らしながら一緒に寝たり・・・・
13年、一緒に過ごした思い出は尽きる事がありません。

先月の10日月曜日に急にご飯を食べなくなり、元気がない状況で夜7時には呼吸が荒くなり、心配になって
大急ぎで獣医さんに連れて行って診断した結果、急性腎不全で尿毒症に陥っている事で緊急入院をする事に・・・・・
元気はないものの、家に帰りたそうなモモタロウに「元気になって一緒に帰ろうな」と頭や頬を撫でて獣医さんに預けましたが、
翌日の夕方、電話でモモタロウの状況を確認したところ、「点滴を続けているものの状態が良くない」
という事で、これは嫌な予感がしました・・・・・
そして、その予感通り、元気なモモタロウを連れて帰る事はできなくなってしまいました・・・・・
一報を受けて獣医さんに行きましたが、既に診察台に横たわって冷たくなっていました・・・・・
数年前から耳孔腺癌を患い通院生活が続いていましたが、急性腎不全で天国に旅立つとは思いもしませんでした。
後日、家族が知人の親元様にモモタロウが天国に旅立って行った事を報告しましたが、
親元様の話によるとモモタロウは兄弟猫の中でも、かなり長生きだったそうで、
一番早く天国に旅立っていった兄弟猫は8歳で、やはり死因は腎不全だったそうです。
もう少しだけ生きて欲しかったけど、コンちゃんが家族になってくれた今、
兄弟猫の中でも一番大人しい性格で一番体の小さかったモモタロウが、
やっかいな耳孔腺腫瘍を患って通院生活を続けながらも他の兄弟猫より
長生きしたというのだから、あのお別れも仕方がなかったのかもしれない・・・と思っています。
子猫の頃から一人じゃイヤン!という寂しがりのモモタロウが天国に旅立ってしまった事で
今度は、残された家族の方が寂しくなり、ネコジルシでの里親募集に応募した縁がきっかけで
新たに我が家の家族になってくれた子が、現在のコンちゃんです。
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