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10時の開店を待って近所のスーパーでササミを買ってきて、茹でた。
ケド、スクちゃん、なめてくれたのは10秒とか??
うーん。私の調理が悪かった?(煮るだけなのに)
味見して、スープに味がついたの確認したんだけどな。
3日目の病院へ。
声優みたいな声の女性、受付にて
「本日、院長が急な出張のため不在ですが、大丈夫ですか?」
一瞬、”カルテに書かれていない経緯や雰囲気の説明が面倒”という気持ちもよぎったけれど
別の先生に診てもらうのもアリかもしれない。
それに、”じゃあ、明日で”と帰るワケにもいかないしお願いする。
待つこと数分。午後一番ノリの患者(スクちゃん)の付き人(私)に
医者のマジックワードと私は思っている言葉
「いかがですか?」
若い(あくまで私から見て)男の先生。
先生はカルテを見つつ、検温しつつ。
私は、経緯や状態を話す。
・スクちゃん自身の元気度は、いたって『普通』な感じ
普段はノリノリのところ、普通に歩いたり・・おとなしめな大人猫みたいな?
・けれども、下痢・嘔吐やまず
便は[藻]のような状態の緑色(画像を見せる)
吐しゃ物は、透明に黄色っぽい
・食べようとするところまでで、食べない
ちゅーるだけ、少量口にする
検温・検便、ここ2日同様異常なし。
ここで、先生と二人で「うーーーん」
私「どうしちゃったんですかね?
最初は、下痢・嘔吐で、朝ウェットを食べなかったのが引き金で(病院に)来たんですけど、
なんにせよ、食べなくっなっちゃて。
まともなゴハンは、おとといココで食べたa/d缶、大匙1,2杯くらいが最後で・・
この際、下痢や嘔吐は後回しでいいから、とにかく食べて欲しいんです」
⇒経験上、《食は元気のみなもと》食べない・飲まないになったらヤバイと思っている
先生「ここが《耐え時》かもしれません」
私「絶え時?」
先生「胃腸炎とか、なんらかのウイルスに感染している可能性があるけれど、
そのピークの通過を待つというか・・」
私「わかりました。それで、スクちゃんに、今できることはなんですか?」
先生「昨日と同じになります、点滴と注射です」
私「お願いします!」
先生「あとは、もし原因をハッキリさせたいのであれば、便を外部機関にだして
顕微鏡では見切れない、細菌よりも小さな、10種程度の項目のウイルスの
チェックをすることもできます」
費用は15000円ほどとのこと
この時点では、検査してもらう気満々で、
水溶状の便の必要な量とか、ラップにもってくればいいか。とか確認。
点滴・注射の間、待合室で待って考える私。
処置が済んで呼ばれる。
先生「スクラーちゃん、割と元気ですね(私から聞いた話より、スクちゃんに触って感じたよう)
元気そうでなければ、入院させてもいいかと思ったんだけど」
私「そうなんです。いわゆる普通な感じ。けど、食べないんです」
私「外部機関に便検査を提出して、結果がわかるまでの期間はどれくらいですか?」
先生「向こう(検査機関)に到着して1~4日ですね(資料をみつつ)」
私「じゃあ、マックス1週間とかですね」
私「あと、じゃあその結果、なんらかの感染してたウイルスが特定されたとして
その後の治療はどうなりますか?」
先生「同じです。ぼくらは、発生したことをブロックする処置をしていくので。
下痢ならば、それを止める。吐くならば、それを止める。」
私「さっき、先生が《耐え時》と言ったのは、
例えば、”人間がインフルエンザにかかって、熱が出て、数日したら治る。”
…的なことですか?
そしたら、ウイルスの検査結果が出るころには治っちゃってるし
検査したところで治療内容に変わりはないんですよね」
先生「そうなんです。
タミフルがでるちょっと前のインフルエンザだと、3,4日熱が出て1週間くらいで治る。みたいな。
なので、あくまで原因の特定をしたければ、ウイルスの検査ですかね」
私「わかりました。
ウイルスの検査については、ちょっと保留して考えます。
《耐え時》を過ぎるまで。」
帰り際「がんばって食べるんだぞ!」と、スクちゃんに頭ポンポンする先生にお礼を言い
a/d缶も追加で出してもらって、会計をしていると、
スクちゃんが、めずらしく「にゃあ」と鳴く。
私も、スクちゃんにヨシヨシして帰路へつく。
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スクちゃんに特効薬をあげたわけでも、スッキリ治ったわけでもなかったけれど
『何が原因かわからず、状態が変わらないこと。先が見えないこと』に、
不安と心配でいっぱいだった私の心は、帰りの車中、なんでか晴れ々れ。
スクちゃん、あとちょっと。もうちょっと辛抱して、がんばろう。
《耐え時》かもしれないんだそうだ。
明けない夜はない。
きっと。
自分に言い聞かせる。
帰宅後、待ちわびたぞ!と、キャリーケースから飛び出したスクちゃん。
しばらく、部屋のあちこちをウロウロ。
夕ゴハンの時間になるので、ウェットを目の前に置いて、指先で口元まで持って行ったけど
やっぱり『プイ』されました。
そう簡単にはいかないかぁー。
みんなのゴハンや、ドライ・お水の入れ替え、トイレ掃除等バタバタした後
ソファにもたれこんだら、誰かがカリカリを食べてる音!
スクちゃんでした!!
よしよし。
スクちゃん、まずは、いっぱい食べれるようになって。
そうして、いいウンチが出るように。
元気いっぱいの、ノリノリなスクちゃんに戻ろうね!!
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