この時期は、寒さをしのげるダイニングこたつの中がお気に入りです。ダイニングこたつのヒーターは普通のこたつより高い位置にあるので床が暖まりにくく、1畳サイズのホットカーペットを敷いています。
お留守番の時もここで過ごしています。
常にマイペース、ツンデレでほとんど抱っこされることも無く、好きな時にネズミを捕まえて来ては私達に見せて楽しんでいます。
ところが、3日前の晩ごはんの頃、隣の家から出火!
田舎なので、そんなにくっついていないのですが、出火元のおじいちゃんが我が家に火事を知らせに来て、とびだして外を確認したらお隣は既に火柱が立っていて。
おじいちゃんはおろおろして自宅の前に行くし、向こう隣に火が広がってしまうし。
なかなか消防車は来ないし、我が家の並びは高台にあってその中の道は車1台しか通れない狭い私道。
私の家は1番奥にあるので、もう、その私道を通ることはできません。
さぁ、どうしたらいいのか!
こちらに火が迫ってくるのか?
裏山は乾燥しているので山火事になる危険もある!
車と灯油のポリタンクを移動したところで消防のかたに避難するよう言われて、まず、とらくんを安全に避難させなければ!と準備しました。
大きなとらくんのために自作した籠に入れて蓋がわりの洗濯ネットをぎゅっと縛り、とらくんが寒くないよう、火事の火が見えないように膝掛けで覆い、けものみちのようなガタガタの斜面の通り道をとらくんを抱えて降りて…。
下に降りて振り返ると火事の状態が全部見えて怖くて怖くて…。
無我夢中でとらくんを抱えて走り、近くにある私の勤務先でもある介護施設に駆け込みました。
そこでは、私が連絡して火事を知らせたので、避難できるように入居者の皆さんが出口で待機していて。
いつも元気なスタッフの私が泣きながら駆け込んだ事で心配をかけてしまったのですが…。
入居者の皆さんは少し離れた場所にある姉妹施設に避難しましたが、私ととらくんはそこで鎮火まで2時間以上過ごしました…
とらくんも、ダイニングこたつから突然引きずり出されて籠に押し込まれ、何かが起きた事はわかったようで、ずっとおとなしく背中を丸めてうずくまっていました。
今回はオシッコもチビらずにペットシーツも大丈夫。
鎮火しても、辺りの住宅にどれくらいの被害があったのか夜なのでわからず、住民の皆さんは無事と消防のかたに聞いてホッとして、夜中も警察と消防のかたが見張って下さるということでしたがなかなか眠れず…まだ夜が明けないうちに出勤しました。
日中留守番するとらくんが火事の焼け跡などに行ったら大変!と思ったのですが、ネコ用ドアを閉めておいても違うところをこじ開けて出たようで…。
やっぱり異常を感じたようで…
不安げに遠くから見ていたり…
トイレ代わりにしていた教員住宅の物置小屋の下も延焼で使えなくなりストレスなようです。
そして、甘えっ子になってしまい、こんな窮屈な所にはまらなくても…と思うようなかっこうで抱っこされるようになりました。
まぁ、甘えてくれるネコは最高にかわいいですが…。
…重いっ‼️

今、気がかりなのは、火元のおじいちゃんが可愛がっていたネコちゃんが行方不明になっていること。
一人暮らしだったおじいちゃんは盛岡の娘さんのお宅に引き取られましたが、あのネコちゃんがいないと寂しいだろうなぁ…。
そして、もし、そのネコちゃんが見つかったら、誰かご近所さんで飼ってくれたら良いけれど、なかなか懐かない子ですしとらくんのことは怖がって近寄れない子なので、地域ネコみたいにそっとエサやりをするようになるのか…。
なんとかどこかで生きていて欲しいです…。
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