いろいろ衝撃的・印象的なエピソードは今でも心にたくさんあるのだけれど
【フレーメン反応】を知ったのはこのとき。
チョコたんもネオもしたことがありませんでしたが
子猫たちみんな、各々の局部を尻尾をどけてフンフン嗅いでは
「・・・・・」と、フレーメン反応。
実際に見ると、面白くて、見るたび噴き出してしまっていましたが
あるとき、スクちゃんが、テルちゃんの右目を舐めた後にした事がありました。
昨日の朝、拭き拭き前のテルちゃん
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テルちゃんの目の洗浄液を紛失して、水道水をコットンに含ませて
目のまわりを拭いていた時期との前後は忘れてしまったのですが、
そう言えば、目ヤニの量が増えてる?
拭いた直後はなんとなく目の周りが赤い?
最近、顔を洗う(グルーミング)ときは、右目をしきりにやっている。
以前はお口のニオイと思っていたお魚臭はさほどしていないけど
確かに、テルちゃんからペロペロされるとき、何かのニオイはしていた。
目??
恐る恐る、拭いた後のコットンを嗅いでみると、「コレだ!!」
そのニオイの元は目ヤニ。
後で、先生も「あー(アレね)」と言った、
的確な、"例えるニオイ" があるのですが、こちらへの記述は控えます。
本人(猫)は、いたって元気で遊び足りなさそうなくらいだし、
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マックスに遊んだあとは、グッスリ寝るし。
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ゴハンだって、横取りするくらい食欲旺盛なんだから!
でも、『イヤ』と声もあげずに、バッグハグの抱っこで
テルちゃんの目を拭いている都度、湧き上がる心配。
最初こんなニオイしてなかったよね?
水道水使ったとき雑菌が入っちゃったの?
(後々冷静に考えれば、トイレ砂踏みつけたお手々で顔洗ってるんだけど)
もしかして、中が化膿しちゃってこのニオイになってるの?
目の奥は、他と繋がってるよね?
このまま放って、いつも通りのままでいいの?
色々検索してみたけれど、こういう例はHITせず。
結果、ただの心配で診察なし「今のままで大丈夫ですよ」だけで
料金発生しても、なんでもいいから、安心できる言葉が欲しかった私。
この悶々としている気持ちをスッキリさせたく、C病院へ行ってきました。
こじんまりとはしていたけれど、年期が入ったシャビー感漂うカントリー風な院内。
驚いたのは、みなさん「こんにちはっ!」(小さな"っ"がポイント)と
もうちょっとでガソリンスタンドでバイトできそうなくらいの元気な声掛け、挨拶をされたこと。
けっこうなお年っぽいのに日焼けして、
白髪混じりのロン毛をビシッとひっつめた現役感バリバリな先生、
バービー(「フォーリンラブ」の方)似の女性(看護師さんかな?)
受付してくれた女性・・・
ワンちゃんのお薬?会計待ちの年配の女性が一人居て
なんだか、私までその方と挨拶してしまった。
里親募集の掲示物アリ
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後ろ髪ひかれる・・
5分ほどで呼ばれて
「こんにちはっ!
ちっちゃいコだねー?出てこれるかな?(キャリーケースから)」と先生。
診療台で体重を量って
「ああー、コレね。
そもそも、このコはどうやってココに(飼い主の私のもとに)来たの?」
ざっくりした経緯と、
保護した時点で、元々『眼球がない』というか、
『眼球になりかけのようなもの』がある状態だった旨を話すと
「うーーん。(テルちゃんの右目をぐいぐい剥き出しにして見ながら)
そもそも生まれつき。というのはよっぽどの異常な何かがない限りは考えにくい。
おそらく、生まれてスグとか、結膜炎とか何等かの炎症があって
でも、野良猫だと治療されずに放置されて、
眼球は、悪くなるとどんどん縮小していっちゃうから・・
がんけんも、結膜も、鼻涙管もあるし(生まれた時点では、目が存在していた痕跡がある)」
うんうんと頷くバービー。(テルちゃんをしゃがんで抑えて撫でている)
「ガンケン?」私が聞くと
「うん、目のフチ。(帰宅してから調べると、多分『眼瞼』)
まー、今このコにそれを言ってももうしょうがない・・」
私が何故テルちゃんを連れてきたのか、
上手くしゃべれるよう脳内シュミレーションした経緯を、メモを見ながら話す。
先生は、聞きながら、触診したり、耳鏡を診つつ、モニターに映し出して
テルちゃんの健康チェックをしている。
「今まで何か他の病気は無かったのかな?」
譲渡前に回虫がいただけで、いたって元気で、駆虫済みと伝える。
(保護主さま、その節はありがとうございました)
と、ここまでが、早い。
大きくて快活でちょっと早口(言葉が次々出てくることに間に合わないような)な話し方。
今まで会った先生の中で、1番か2番に信頼できる印象、
飼い主に対しての説明も知識と経験からくるであろうわかりやすさ。
(もう一人は川崎の有名でいつも混んでいる動物病院の先生。
ネコジルシには登録してない、”にゃあにゃあ”というキジシロ♀保護猫の糖尿病を診てもらった)
おそらく、長年の実績と経験と人柄からくる、
飼い主『1』言うと、先回りして『10』理解してくれるような安心感を持つ。
「この状態だと、抗菌剤入りの目薬で一時的に良くなるとは思う。
けれど、瞼が開いて剥き出しになっている限り状態は変わらない。
今更可哀想だけど、このコの残った目の部分を取り除いて、瞼を閉じてあげるか・・」
じゃあ、選択肢は、ずっと抗菌剤の目薬を一生さし続けるか、眼球摘出をするか・・
と、言いかけた私に
「瞼を閉じてあげるほうが、炎症をおこすとか、今後いろんなリスクを回避できると思う。
このコが避妊手術をする予定なら、どうせ全身に麻酔をかけるんだし
そのタイミングで、一緒に眼球摘出の手術をするのがベストかと思う」
それを聞いた時、もう私の心は決まっていました。
ムシの知らせとか、第六感とか、直感とか、そういうのスッ飛ばして
今は、私のこの気持ちと感情を信じたい。
「避妊手術、します! 一緒に目の手術も、お願いします!」
かと言って、手術を急ぐ必要もないので、
「今日は抗菌剤の目薬を一旦出すので、経過を診てください」
とのこと。
他に、スクちゃんのこととか、避妊去勢手術についていくつか質問。
ってか、もう、スクちゃん「また後日連れてきます!」
診てもらったほうがいい。
先生の判断も診察も早かったけれど、そのまま先生が計算?したりして会計。
待ち時間、ほぼなし。
帰りは、バービーがドア(診察室でなく病院の玄関扉)を開けて、お見送りしてくれました。
ホテルか!?
C病院。もっと早く来ておくべきだったー。
しかもウチから5分、最短でした。
会計は、初診料1,600円 目薬1,300円 プラス税
安心以上の、信頼を感じることができました。プライスレス。
テルちゃん、決めたけど、イイよね?
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2月22日、”にゃんにゃんにゃん”の猫の日に
「うちの猫がまた変なことしてる。」4巻発売だそうです。
https://ameblo.jp/tamagoyamatamako/entry-12434805064.html
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