ニャンずレポート 09 女

2019年2月7日(木) 137 / 2

「ニャァ～ん♥️」

うーむ…
これがアレ、か…
人心を無効化する
無比無敵、必殺必中の
秘技

猫なで声🎵

てヤツか…
(^^;

ラン…おまえは
ホントに強いコ…
もう俺を、
家族と認めてくれるか…
今はハッキリと…

師より授かりし
ふたり…あれからはや
１ヶ月以上が経つ…

初期のレポートに
書いたかもだけど
半年以上…最悪
解り合う事無く、終る
かも…

ソレは百も承知の
覚悟の上…だった…

「ニャァア～ん♥️♥️」

うーむむ…
感慨にふけてるトコ
なのに…
魂の奥底まで
侵食するかの甘さ…💦

子供から女
へ、変わりつつもある
…のだな…
俺の足にスリスリ…

「撫でてニャぁン♥️♥️」

ランの瞳が輝きを増す
…
抵抗不可
仰せのままに…
m(_ _)m

「ナァ～🎵」

ランが寄って来ると
すかさず
何処からとも無く
現れる…カン

ランとは違って
何故か俺の背後で
ゴロンと寝転ぶ…

「撫でたいニャンか？」

パッと見は上から目線
…大体いつも何で
背後なんだ…？
ヘタすりゃ気づかん…
(^^;
だが、
真意は他に在る…

「シャアー！😰💢」

恐怖と拒否の叫び…
我が家に来た最初の頃
コレしか
聞かなかったが…

いつしか
声を出さなくなった…

恐怖余って…なのか？
俺は、我が家は
それほどまでに
嫌な人、場所…なのか？

師より授かったのは
間違いだったのか…？

俺で良ければ
我が家が少しでも
力に成れるなら…
その想いは自己満足
…でしか無かったのか？

葛藤と後悔
胸に湧き始めし時…

「……ナァ…🎵」

む！
コイツは…明らかに
親愛の声色と瞳…
沈黙意味は…
葛藤

小声だったが
カンの中の闘いは
疑と信の狭間で
答を見つけた…

「ナァあ～！🎵」

最近はデカい…
が、相変わらず背後で…
時には
そのまま、走り去り
離れた場所で
俺を見つめる…

切ない…

すぐ目の前に
おまえの求めていた
モノが在ると言うのに…

呪縛…トラウマ…
…ってヤツは…

闘う方向
進むべき道
決めたんだよな…
頑張ったな、カン…

決着は未だ未だ先
らしい…
だが
ソレは決して遠からず
師の判断、そして
俺の勘は、正しかった

ランが先に歩み
カンが続く…

ランはマイペースで
自由に見えるが…
カンを気遣ってる
いつも…
そしてカンも、また…

ふたりで道を切り拓く
そう言う関係…縁
…らしい…

人、猫、無差別に
女の方が強い、そして
未来を育ててゆくも
やはり、女…

負けるな、カン！
男は元々、弱い生物…
それに…
女は能天気でマイペース
…だって？
冗談じゃねえ！

俺達、男より更に
ヘビーでディープな
闘いをしてんのよ…
ディープなだけに
見えん、解りにくいだけ
否
見せないだけ
…の事よ…

少しずつでいい
女の闘いを感じ取れ
そして
側の女に恥じ無い男に
なれ！
あ…失礼、なろう…

その辺りは、ゆっくり
俺が教えよう
他人事で無く、俺も
現在進行形…だから
なれ、でなく、なろう

うん…ま…出来れば…
出来るか…俺に…うーむ？
(^^;

「ナァア～！ナァ！🎵🎵」

大声出して
おやつを持つ俺の手を
はたく
…
メシ時
ソコだけは…
すっかりきっちり
家族、で子供でなく男
…になって来てんだな…
ま、いいけど
(^^;

恐々、そろりそろり
ご飯に寄って来た
昔に比べりゃ…な
👍️✨

続く