心が痛い。
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以前、旧優生保護法の被害者の番組を見た時、
なんて酷いことをするのだろうと思った。
知らされないうちに手術をされて、気がついたら生涯子供を持てなくなってしまっていた人の
悲痛な気持ち。
どんな正当らしい理由をつけたって、今日、私は同じことをする。
しなければならない理由をわかっていても
それでもやはり、辛くて迷ってた。
結局は人間の都合だもの。
生活が保証された動物園の動物は幸せで、
過酷な環境で野生で生きている動物はみな
本当に不幸なのか?
なんども自問自答する。
もし、自分に娘がいて
世の中に人が溢れ、食糧難で争いが絶えない世界だとして。
本人に黙って手術をすれば子供の生活や医療を最低限保証してもらえる。
という制度があったとしたら、10代になったばかりの娘に
本人に相談もなく手術に踏み切れるだろうか。
きっと、この先も「ごめんね」という気持ちは消えることはない。
正当化なんて出来るはずない。
どんなに愛情を注いで頑張ってお世話をしても
やったことの事実は消えることはない。
いつかキョロちゃんの寿命が尽きたとしても
私はきっとこの先もずっと、このことを気にしながら生きていくと思う。
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