夏の間は風通しのために開け放してあり、ブッコさんは好きな時にそこで外を眺めています。

秋冬になれば、寒いのでその窓は閉めきられてしまいます。当然、外を見ることはできません。そこでブッコさんは外を見たくなると、下僕たる我々に命じて窓を開けさせるのです。
ある日、ブッコさんは、下僕の一人である父に命じて窓を開けさせ外を見ていたそうです。その時、父が「めんごいな~」と言いながらブッコさんをナデナデしようとしたところ、なんと父に猫パンチ!そして、シャー!
すごい顔だった、と父は言いました。
断っておきますが、父はブッコさんにひどいことをしたりしません。ブッコも普段は父を怖がったりせず、自ら甘えに行ったり、ナデナデされて気持ち良さそうにしたりしています。

なのになぜ急にそんな態度をとったのでしょうか。
この間もブッコさんが近くにいる時に、父が孫の手を手に取ったら、ビクッとして逃げだし、その後父の側を通る時にも様子を窺うようにしていました。
ブッコさんは保健所に連れて行かれた過去があります。その時にかなり怖い経験をしたのだろうとは思っていました。
もしかすると、父と同じくらいの年格好の男の人に棒で追われたりしていたのかもしれません。その経験が今でも時々よみがえってくるのかもしれません。
大丈夫。この家にはブッコさんをいじめる人はいないからね。

抱っこされるのを警戒して、べったり座りのブッコさん。
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