ネオの余命がそんなに短いのなら
あの子の好きなこと。食べることくらいしかない。
それならば、ぐらついた虫歯があれば抜歯して欲しいし
口内炎があるのなら、その治療。
ないのなら歯石だけでもとってあげたい。
先生は、ネオの口内も診てはいるので、
そこまで言うのなら、じゃあ、もう一度診ましょうか。と
ただ、
「費用対効果は、あんまりよろしくないと思いますがね」
とおっしゃっていました。
輸液を始めた頃、ネオの手に水滴。
「輸液漏れた?」と近づいたら、寝ていたネオのよだれでした。
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薬を飲ませるようになって、口臭も臭いんです。
「そりゃそうでしょう。
腎臓病が進めば、尿毒症になってアンモニア臭もしてきますよ」
ネオを、コスパ良く、診療して欲しいわけじゃない。
先生もフイをついて出た言葉なんだろうけれど、ちょっとひっかかった。
調べた。
腎臓体内の有害物質を解毒して体外に排出する働きをしている。
腎臓の働きが悪くなると、体内の老廃物を十分排泄できなくなって
血中に有害物質が残ったまま体内を循環。
体内にある老廃物がオシッコと一緒に排出されず残ったまま酸が体にたまり
蓄積されて尿毒症をおこす。
尿毒症になると、すっぱい臭いやアンモニア臭を伴う口臭が生じる。
他に、大量のよだれ、神経症状や嘔吐、脳神経にダメージが起る。
末期になると、全身から鼻をつくような臭いがすることも。
今週はじめ、ネオを病院へ連れて行く。
バービー(看護師さん)がネオをおさえて
先生がネオのクチをぱっかりと開ける。
家では、嫌がってなかなか見ることのない、
ゴムパッキン色で見えづらいネオの口内。
「粘液はありますね」
エイリアンの卵の ”ぬちゃー” みたいな。
ウチではこんなにネバネバしていない気がするけれど。
病院での緊張から余計なのか・・
私の目でハッキリ見ても、確かにグラついた歯もなさそうだし
炎症をおこしているような部分もなかった。
せめて歯石だけでも。
と申し出たけれど、それには絶食~全身麻酔が必要となるし。と、
『もっと何か、劇的にネオが改善されたらいいのに』
と思う気持ちは砕かれた。
でも、そういうものなのかもしれない。
奇しくも、熟練した信頼している先生の判断なのだし。
いざとなったらB病院へ行くべ。
ネオに食べてもらうゴハンを工夫しよう。
それで心を収める。
もっとネオのために戦うべきなのか?飼い主。
葛藤は残る。
すっかり『ネオの椅子』
子猫との接触をおさえられる
ソファにあんまり来ない、ネオの選択?
珍しく後ろ向きで
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まわってみたら、久々に猫枕を使ってました。
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亡くなったチョコたんが、枕ナシには寝ないほど好きだったので
ウチにはこのテのクッションがやたらにあります。
昨日、投薬25日分が終わったので、腎臓病に項目を絞った検査。
《血液検査結果》3/9 ←2/12(他にもいくつか項目あり)
BUN 86.8 ← 84.8
CRE 3.3 ← 3.5
TG 93 ← 36
TCHO 227 ← 208
PCV 25 ← 31
この経過を示す数字がどうなのか、私には正直よくよくはわかりませんが、
概ね横ばい。ということ。
今回、PCV(赤血球容積比)が、非再生性貧血によって低いことから
今後、経過を診つつ、薬or月一度の造血剤の注射が必要となってくるとのこと。
回復することはない腎不全。
今している輸液、朝晩の薬とサプリの投与を継続することが今できること。
あとは、食欲をもってよく食べよく飲む。ことが一番なのだけれど・・
ゴハン
そこそこは食べています。
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メラミンスポンジは、テルちゃんが転がして遊んだ跡です(笑)
腎臓に特化したフードをたくさん食べて欲しいのが本音ですが、
最終的には、いっぱい食べてくれれば御の字。
当初、腎臓サポートドライを荒くミル+腎臓サポートパウチでしたが
早々に食べ飽きて、少し経つと、子猫の食べ残しフードをポリポリ。
最近は
①腎臓サポートパウチのみ
②腎臓サポートドライ+カルカンパウチ
③子猫の食べ残した、キトン(ドライ)+カルカンパウチ
ネオは子猫のフードを食べたがり、
子猫は、ネオのフードを食べたがる。
『もう!!思ったようにいかん』
食べ飽きの動物。と思うしかない。にゃんこたちよ。
昨日の支払い。
再診料 \900
皮下輸液 \1,400
血液一般検査 \2,000
血液生化学検査(8項目) \3,432
リンゲル(輸液パック×2) \1,600
注射針(10本) \1,200
ラプロス(14日分) \3,360
アゾディル(14日分) \3,640
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\17,532 (プラス税)⇒ \18,936
『プライスレス』にならないだろうか。
お水
相変わらず、洗浄用ボトルからしか飲んでいる姿を見かけず。
一度、窓枠のボウルに継ぎ足していたら、そこから飲むネオ
ボウルの水と、注いでいる水の違いがわからないけれど、
コレはラク!と喜んだものの、一度限り。
ネオに飲ませようと、『ちゅー』と出すと、子猫が寄って来る。
テルちゃんだけだと、ネオは平気みたい。
スクちゃんが近づいてこようものなら、ソッコー退避。
ハナちゃんが来るのもイヤみたい。
逆に、テルちゃんが、ノズルから水を飲むのが上手になってきました。
飲みたそうに、ボトルのあたりまでくるのに
なかなか飲んではくれないネオ。
普通に飲んでくれぇーーー!!(心の叫び)
輸液
当初、みんにゃのグッスリお昼寝タイムを狙っていましたが
注射針を買うとくれる、消毒用のピンクのアルコールの浸された脱脂綿。
これの入った小さな袋のジップを開ける音だけで
オヤツ?と子猫が目覚めて、輸液のラインで遊ぼうとやんや・やんや。
現状は早朝のゴハン・おトイレ・お遊びタイムの前に
そっと猫ドアを封鎖して、部屋にネオを連れていく作戦。
ゴハンの後のお薬飲ませるのも、輸液も、毎朝体重測るときの抱っこも、
基本ネオはイヤなようで
密かに、ベッドやソファの下にしばし隠れていますが
5分もすると、子猫の食べ残しを狙いに。水をくれとボトルに。
さて、寝ようか。とベッドの上に出てくるので、
今のところはなんとかやっています。
特に遊ぶこともないネオ。
こんな風に、グッスリ寝ているときが一番安らげているのかな。
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そんな寝顔を見るのが、飼い主は、今、一番嬉しいんだけれど。
面白くもなんともない日記なんだけれど。