沢山の命の冥福を祈ります。

毎年、この時間は必ず黙祷をするようにしています。
当時の報道で胸に残っている映像があります。
気仙沼の中学生の卒業式の言葉です。
「自然の猛威の前には
人間の力はあまりにも無力で
私たちから大切な物を
容赦なく奪っていきました。
天が与えた試練というには
むご過ぎるものでした。
辛くて
悔しくてたまりません。
時計の針は
十四時四十六分を指したままです。
でも時は確実に流れています。
生かされた者として顔を上げ、
常に思いやりの心を持ち、
強く正しくたくましく
生きて行かなければなりません。
命の重さを知るには
大き過ぎる代償でした。
しかし、
苦境にあっても
「天を恨まず」
運命に耐え、
助け合って生きていくことが
これからの私たちの使命です。」
同級生を失くし、まだ避難所となっている体育館での卒業式
涙を必死でこらえて上を向き
「天を恨まず」
と誓った子達がいます。
辛い時、苦しい時に私はこの言葉を思い出します。
人も動物も沢山の命が突然に奪われたこの出来事を
生きていく人間として忘れないようにしたいと思います。
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