40代50代のユーザーさんなら知っているだろうか?
「氷室 冴子」という作家を
私が初めて彼女の作品を読んだのは、小学5年か6年の頃だったと思う。
確かクラスの学級委員が貸してくれたのか 幼なじみのおねぇさんが貸してくれたのだ。
初めて読んだ作品は「なんて素敵にジャパネスク」
だった。

祖母が勉強の為にと買った 漫画で読む日本の歴史みたいな本で 繰り返し繰り返し読んだのは
清少納言と紫式部と藤原道長の話しのところだった。
平安貴族に憧れる小学1年生(笑)
なので、平安時代が舞台の「なんて素敵にジャパネスク」はとても面白く読んだ。
私の家は貧しく、漫画は弟のみ買ってもらえ
私は漫画や小説などは買ってもらえなかった時代
学級委員と幼なじみのおねぇさんから 氷室冴子の小説を借りて読む日々が続いた。
中学生になって、私はちょっぴりヤンチャになった。
反抗期ってヤツのちょっと激しいヤツ(笑)
それまで 没収されていたお年玉も全額ではないが、使えるようになった。
そのお金で洋服やアクセサリーの他に
氷室冴子の小説を徐々に集めていった。
借りて読んだ本も、読んでなかった本も
ヤンチャしてるのに少女小説を読んでるなんて知れたら恥ずかしい…秘密の趣味になった。
高校を卒業して、就職した。
給料から家に生活費も入れた。
半年位は家から通っていたが、初めてもらったボーナスを親に全部取られ、こんなとんでもない親といつまでも暮らせない!と家を出た。
家具や家電など持って出れるわけもなく
身の回りの物をバッグに詰めて
新居に少しずつ運んで行った。
その時に、集めていた小説や漫画もすべて家に置いてきてしまった。
しばらくして取りに行った時は捨てられた後だった。
それから数年かけて、氷室冴子の小説を古いのも新刊も集めていった。
「銀の海 金の大地」の第一章が終わってから
次はいつ出るのか?待つ日々…
いつまでたっても出ない…
数年、氷室冴子の事は忘れていた。
引っ越しも数回し、その度に本の処分をしていった。
氷室冴子の本も少しずつ処分していった。
今から5年ほど前 ネットで検索してみようと調べたところ
2008年 51歳で亡くなっていた事を知った。
ショックだった…
もう、あの人の本は読めないのか。
残念でならないと思った。
今、手元に残っている氷室冴子の本は
「なんて素敵にジャパネスクシリーズ」全巻
「ざ ちぇんじ」
「クララ白書」
のみ になってしまっていた。
先日、図書館で本を物色していると
氷室冴子の没後10周年のムック本を見つけた
懐かしく思い、借りて読んだ。

私の少女時代から20代までを支えてくれた
でも、読んでる事を秘密にしていた作家さん
近々 読み返してみようか?
心が若返るかもしれない
ちなみに、1番好きなジャンルは本格推理モノです。
昔から今も有栖川有栖好きだし、ホラー物は嫌いだけど館シリーズの綾辻行人好きだったし
東野圭吾も初期は本格書いてたなぁ
折原一や法月綸太郎や京極夏彦や山口雅也や麻耶雄嵩なんかも好きだなぁ。
時代物なら畠中恵や西條奈加や宮部みゆき…
あ、陰陽師の夢枕獏もはずせない!
活字中毒はまだまだ続く…
そのきっかけを作ってくれた 氷室冴子先生
ありがとうございました。
いつも、私のくだらない日記にコメントしてくれる お友達やそうでない人も
今回の日記は
「氷室冴子?誰?」
って日記なので
無理してコメントしなくて いいですよ〜
でも、さみしいから「読んだよ〜」のペッタンを
お願いしますm(_ _)m
さみしがりやの かしすより♡
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