ミーがいなくなったあと、次のリーダーができることもなく、みんな自分のペースで生活をしています。
ただ1匹をのぞいて。
ミーの兄弟のシロ。
ミーがいるころは元気ハツラツとし、毛艶もよく、ご飯もモリモリ食べていました。
しかし、ミーがいなくなってから、なんかこう・・・・緊張の糸が切れたように老け込んでいきました。
体調を崩しやすくなり頻繁に病院へ行ったり・・・・
ここ2ヶ月あまりで体重も1.5キロほど落ちました。
風邪の症状が続いていますが、血液検査も問題なし。エコーなどの検査でも問題ありませんでした。
とうとう自分からご飯を食べようとしなくなったシロ。
それが先月の話しです。
何を出しても食べず。ただ水のみを飲んでいました。
なんだかシロを見ていると、生きようとしていない気がしました。
自暴自棄ではないけれど、もう自分の猫生を終わりにしたいような・・・・
私は胃腸の動きを止めるわけにはいかないので、療養食の液体を1日に何度も少しづつシリンジで飲ませました。
いつか、自分から食べるかもしれない・・・・その思いで毎日嫌がるシロに飲ませていました。
「シロ!食べなきゃ死んじゃうんだよ!」
何度もシロに言った言葉です。
そんな食べないシロとの生活が1ヶ月近く続きました。
4月に入ったころ、少しづつシロに変化が出てきました。
色んな抗生剤を試したりしていましたが、ある抗生剤を飲ませるようになってから少しだけシロがご飯に興味を持ち始めたのです。
匂いを嗅ぎにきたとき、すぐにシロの前にご飯を用意しました。
カリカリカリ・・・・シロがキャットフードを数粒自分から食べたのです!
「シロ!!!スゴイよ!スゴイスゴイ!!」
ご飯を食べてくれることが、こんなに嬉しいことなんだと改めて思いました。
今もシロは週に何度か補液に通っています。
ご飯は回数をわけて何度も少しづつ食べます。
でも、食べる量が少ないので油断はできませんし、このままだとゴールデンウィークは持たないかもしれないとも言われています。
いつまで一緒にいてくれるか・・・・
生きようとしない猫を生かすのは飼い主にも獣医さんにもできません。
猫自身が生きたい!と思わなければ、無理なことです。
私は今回、自分の無力さを痛感しました。18年近く一緒に暮らしてるシロに生きたい!と思わせることができなかった。
シロ・・・・せっかくご飯を食べるようになったんだから、生きろ!!!
これが今の願いです。
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