お久しぶりです（長文ですみません）

2006年1月22日(日) 406 / 9

お久しぶりです。
長いことネコジルシに来れず寂しかったです。
皆さんお変わりありませんか？

実は昨年の１２月２９日　実家に帰省したその日、一番楽しみなコン太との再会で
ショックな事があったのです。
実家に着いて真っ先にするのはコン太の顔を見る事。
いつものようにコン太はお気に入りの場所におり、会った瞬間こちらをみて「ニャア～」と言いました。
その瞬間！！・・・・愕然としました。

「コン太の顔が腫れてる!!」

そこにはあの可愛い顔はなく右下あごが腫れ、口から膿みを垂らし、頬にも外傷がありずるむけの状態でした。『何か悪い病気にかかってる!』とっさにそう思い、病院につれて行こうと思いました。しかし、田舎のことでどこに病院があるのかわからず、電話帳で必死に調べすぐ行けそうなところを何とか見つけました。
病院に向かう途中でものすごく嫌な予感がしました。『ただの腫れ物なのか、それとも･･』

・・・・・・・・・

「悪性の腫瘍ですね」

　医者は言いました

「他に転移がないか調べるにはＣＴスキャンが必要ですが、麻酔をするのでその際の100％の安全は保障できません。どうされますか?」
コン太の体への負担を考えるととても「してください」とは言えませんでした。
検査をして手術をしたところで治る保障はなくその後は不自由な体を余儀なくされる、
かといってこのまま手術も何もせずにいたらだんだん腫瘍が大きくなり苦しんで苦しんでその果てには・・・・私は気がおかしくなりそうでした。そして涙が止まりませんでした。

私にとってコン太はただの実家の猫じゃありません。
過去に６年間いっしょに暮らした私の愛猫なのです。何とかして助けてやりたい！
その時私はコン太を引き取り最後まで面倒をみてやろうと決めていました。

もともとコン太を手放すべきじゃなかったんです。引越しの時、コン太にとっては田舎暮らしがいいだろうと思い両親に預けましたがその分ずっと見ててやることができずこんな事になってしまった。一緒にいた時は病気もせず元気いっぱいでとても病気になるなんて考えられなかった・・・。浅はかです。コン太も年をとるのです。なぜこうなることを予想できなかったのか、コン太に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
ただひたすら悲しんでいる私に投げかけるような言葉が

「こうなったら免疫療法や!」

「免疫力さえ強化できたら癌なんて治る。私らの力でコン太を治してやるんやで!!」

これは2つ年上の私の姉です。現在私はこの姉と暮らしています。帰省も一緒でした。
コン太のことも私と同じぐらい可愛がっています。
姉の周りには仲の良い友人をはじめ癌で手術した人が何人かいるようで常日頃から癌という病気について調べていたようです。私はこの免疫療法にかけてみようと思いました。

外見は痛々しいコン太ですが食欲旺盛で３食きっちり食べ散歩もしています。
それが唯一の救いです。今から始めれば免疫療法も効くかもしれない。
今後のコン太の世話についていろいろ考えました。
そんな時です。

「コン太がなぁ･･背中に乗ってきて乗ってきて困るんや。」母が言いました。

コン太はそんな甘えたではありません。なのに母にはそうします。
私が呼んでも来ないコン太。母が呼べばピュ～と飛んできました。

「あぁ･･コン太の家はここなんだ。私はもうコン太のお母さんじゃない・・」
そう思いました。

コン太を引き取ることはやめました。私自身の感情だけで気が高ぶって引き取ろうなんて・・
今更そんな事をするとよけいストレスになります。

コン太の世話でしばらく実家にいましたが今後はたびたび実家に様子を見に行くことにしています。普段の世話は母がすると言ってくれました。
病気を知ったときはショックで途方にくれていましたが今は何が何でもコン太を治してやるんだ！という気持ちでいっぱいです。

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