
本日、午後半休をとり家内と仙台市博物館で開催されている、いつだって猫展 を見学してきました。
猫の歴史ってのから始まり、江戸時代には養蚕の盛んだった奥州(ざっくり東北)では、馬が金1両に対し猫は金5両で取引されていたとか。
鼠害って米や穀物なんかを食い荒らすのを想像してましたが、古くは養蚕で蚕の食害が大きかったようです。

歌川国芳をはじめ、天保~嘉永にかけて江戸の歌舞伎文化の中で猫を擬人化した作品でブームをつくった人(ざっくりこんなんであってます?)達の、版画などを見てきました。
うちの猫自慢展コーナーもありましたが、うちの猫がやっぱ可愛いですね(笑)
んな感じで、猫の歴史やら日本の猫文化にひたってきたところです。
環境省自然環境局総務課HP資料抜粋
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

愛玩動物、犬猫の殺処分を無くそう!と茶の間にも響いたのは、確か小池知事が会見したこと、横浜市長だったか、神奈川県知事だったか曖昧ですが宣言したり、名古屋市長に対し愛猫家の大阪府知事が、市営住宅で多頭崩壊した猫達を助けてあげてなどニュースなどにもなったり。
まだまだ甘いやら、売名行為などあるかもしれませんが、前向きな流れになってるとは思います。
税金使う使わないは別として。
話を戻して、沸騰キーワード TNR
愛犬家には理解出来ないだろうということは、数字を見てわかりました。
全国で自治体の愛護センター、保健所に引き取られる犬猫の内訳を見ると、猫は圧倒的に幼齢猫が多いこと。
成熟した成体が引き取られている犬との大きな違いです。
これは犬が年1~2回、猫は3~4回の繁殖の回数の差も関係してるのでしょう。
猫は繁殖力が犬よりも高く、出産可能な月齢も早いことも関係してるのかな?
野犬というより、遺棄された成犬は人目につきやすく比較的すぐに通報されると保健所で聞いたことがあります。
それに比べると、本来夜行性で隠れる性質の猫は成体が犬より目につきにくいこともあるのかもしれません。

この15年で自治体に引き取られる犬は1/5、猫は1/4程度になってます。
①これは殺処分の成果なのか?
②遺棄される頭数が減ったからなのか?
③避妊去勢、室内飼いの普及なのか?
国内の推定頭数は猫も犬も15年前より減ってはいません。
または、犬猫は自然界にいる野犬、ノネコが増えるから?
もとは避妊去勢されずに人により飼育されていた個体の遺棄、脱走、迷子、外飼い等によるものではないでしょうか?
都市部の方が引取数多いので。
猫だけを考えると、幼齢猫を増やさないことが所有者不明の猫を減らすことになります。
つーことは、所有者がいる猫、所有者がいない猫も避妊去勢が、所有者のいない猫を減らすことになります。
そうすることが、殺処分も譲渡頭数も減らし猫ボラさんの活躍の場をなくし、猫ボラの存在すら過去のものになりますよ(笑)
もうここで、キーッ!となってる方は、単なる猫嫌いなわけで、退場した方が良いです。
あと、2年前は43,216匹が殺処分され、里親、ボランティアの引き出しを含む譲渡が56,922匹。
返還、譲渡された頭数は、ボランティアに保護されている頭数も含まれます。
仮に一年で殺処分された43,216匹を保護するためにシェルターをつくりますとなれば、一匹につき、わずか1㎡のスペースとしても東京ドーム(46,755㎡)1個分の土地建物が毎年必要になります。
それを猫ボラ、団体、寄付関連企業で補うとしたら?
国ですら出来ないでしょう(笑)
だからお金もかかるし、飼い主のいない猫は殺処分は仕方ないという信念がゆるぎない結論であれば…
ボラさんが、そーいう人に口だけでなく何かしてみろ!っていうと、捕獲器使ってとっ捕まえて、害獣は処分されるのダー!と熱湯ぶっかけたあのOと同じ行動に出るやもしれません。
だって、お金にならない命には興味ないんだもん。
ということで、動物愛護活動も自家繁殖も興味なく、小学生の時以降は外飼いもしたことのない、極々一般人の私もたどり着きました。
TNRは殺処分も譲渡猫も減らすので、嫌いな人は嫌いな猫ボラさんを消滅させることが出来る手段なのです(笑)
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