「…なんだかなぁ…」な話

2019年6月8日(土) 379 / 4

ペットブームと呼ばれるこのご時世。職場の休憩室でもよくペットの話になるのだけれど…
先日「なんだかなぁ」と思ってしまう話に出会った。

その同僚は現在ワンちゃんを２頭、室内で飼っていらっしゃるとのこと。
その子たちの出自はペットショップとのことなのですが、
昔、野良の子（保護犬？）をもらって室外で飼っていたことがあるそうです。
ところが他人に危害を与えたがために、近所の方からも責められたそうで
「かわいそうなことをした」との言葉から察するに、飼育放棄されたのかな？という感じでした。
（勝手な推測ですが）

彼女曰く「野良（野生）の血が濃いのは怖いね」そして「1度血の味を覚えたら駄目なんだね」
「だからペットショップとかの方が少しでもそういう（野生の）血が薄くていい気がして」

ちょっと目が点になった。

違うのに。出自がどうあれそれはその子の性格であり個性。
飼われていれば人を襲うほど飢えていたわけでもないだろうし、
好き好んで攻撃したわけでもないでしょう。
ただ怖がりで臆病で、それが高じて噛んでしまった、残念な失敗だっただけだろうに。

すっかり彼女の中では『保護犬・猫＝野良（野生）の血が濃い＝飼いにくい』
と言う方程式が出来上がってしまっていました。

ペットブームだからと言って、ペットはアクセサリーやステイタスじゃない。
家族であり、命なのだから、個性も性格も色々。ちゃんとそこをわかってほしいのにな。
それをちゃんと踏まえた上でなら、血筋のよい、宝石みたいにキラキラした子たちを飼うのは自由。
そこを踏まえてほしかったな。

…と言う「なんだかなぁ」な話でした。

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