終わったあとに、県内の3人の方に着いて行き、野良猫が多い町内をパトロール。
あれから色々なことを考えていた。
モモをボランティア団体さんから譲り受けた4年前から、その団体さんに現金(さくら猫募金)やフードなどの物資、どうぶつ基金への寄付など、直接は何もしない援助だけをしてきた。
でも、それらは全てネットで完結していた事柄。
振込はネットバンキング、物資の支援はamazon、団体さんへの連絡はメール。
3年前にフルタイムの仕事を辞めて時間が取れるようになり、自分も動けるんじゃないか?とモヤモヤしていた。
ただ、何をしたら良いのか分からず、3年が経った。
このネコジルシは、昨年たまたま保護した子猫の里親さん探しのために登録した。
その頃の私は、ボランティアというのは団体に所属している方だけが動いているのだとばかり思っていた。
保護した子猫はFacebookで地元の優しい人に託すことが出来、そのままネコジルシを見ることがなくなった。
それから3ヶ月後、まる が1才で突然他界し、ペットロスの苦しさから藁にもすがる思いで再びネコジルシを訪れた。
哀しみ・苦しみを乗り越えてきた方に励まされ、共感していただき、皆さんの猫への思いや関わり方を知っていくこととなった。
落ち込む毎日から少しずつ這い上がり、少しネコジルシを離れていたが、近所の野良猫のことが気になりネコジルシを開くと、グンマルシェ開催で盛り上がっていた。
グンマルシェって何だろう?
そこに行けば野良猫のことを相談できると聞いて、それからは毎日ネコジルシで皆さんの日記を拝見していた。
友達以外の日記を見ることがなかった私は、そこで個人ボランティアをしている日記を多く目にすることとなった。
衝撃的だった。
小学校低学年のお子さん2人を連れ、親子でTNRを頑張っている姿に、
「この人に色んなことを聞いてみたい」
と思った。
その方は、おむすびさん。
そして少し前の4月。
ネコジルシ里親募集で見つけた子に惹かれ、同じ県内なのでメッセージをしたところ、
「一度シェルターに来てみませんか?」
と招待を受けた。
1人で頑張っているその方に背中を押され、具体的に何かしたい、と思うようになった。
その方は、ひじきごはんさん。
グンマルシェではそのお二方に会え、県内で頑張っておられる方々とも出会え、皆さんが各々で出来ることをされていることを知った。
主催者である鷹子さん。
茨城から群馬に挑み、その熱意に追従するようにメンバーが集まる。
応援に駆けつけたユーザーさんは、遠方から来た方も多く居た。
マルシェの品物を提供した方々の地道な作業、地元でのチラシ配りに頭を下げた努力。
全てが衝撃的だった。
あれから5日が経ち、私はようやく自分の脚を一歩前に出した。
伊勢崎一斉TNRに、我が町の野良猫を連れて行こう。
それには私が動いてみよう。
物凄く怖かった。
区長さん、餌やりさんに会って話さなければ何も始まらない。
ドキドキしながら 餌やりさん2軒を訪ねた。
最初は、「え?文句?」というような怪訝な顔つきだったが、野良猫が飢え死にしなくて良かった、面倒を見てくれてありがとう、と続けると、TNRのことについても真剣に聞いてくれた。
区長さん宅へも伺うと、野良猫が昔から減らないこと、最近も子供を産んだ猫がいること、外に出して飼っているのか 餌やりさんなのか分からない方がいること…など、実は区長さん止まりになっている案件もあった。
私の趣旨を伝えると、
「私から○○さんに話しておくよ」
と言ってくれた。
後日、私が作るチラシを回覧板として回してくれることにもなった。
当日の捕獲が上手くいくかは分からないけれど、区長さん・餌やりさんが私と同じ方向に目を向けてくれた。
それだけで、一歩踏み出せた気がした。
自分の中での課題は山積みだし、初心者なので右も左もわからない。
ネコジのメッセージで聞きまくり、的確なアドバイスを受けながら少しずつ進めている(ような気がする)。
何も成果が出ていない現状では、猫のため・ご近所のため、などとは、おこがましくて言えない。
はっきり言って、自己満足でしかないだろう。
だからこそ、いつも目にするあの子達だけは、伊勢崎に連れて行きたい。
一昨年 私が保護した まる と小太郎の母猫と父猫が判明し、それがその子達だったから余計に。
こんな独り言のような日記を、長く読んでくださってありがとうございます。
スタートダッシュだけで、蓋を開けてみたら ヘナチョコかもしれないけど、皆さんの背中が、いまは目印です。
![](/img/diary_image/user_167573/detail/diary_198145_1.jpg?h=bfdb55d5bc79b9ba833954db4930c31a)
2017年10月、保護したての まる&小太郎。
ペットボトル湯たんぽを抱えてスヤスヤ
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