吐き出して書きます。
6/25に3匹のTNRをした。
TNRは初めてだった。
餌やりさんに協力してもらいながら手術が出来、ホッと一息ついたのも束の間。
私は今、泣いている。
6/26、それぞれが 餌やりさん宅に戻った。
Kさん宅の茶白は、朝から家出してしまい戻って来ない。
飼っていたわけではないけれど、外猫として可愛がっていた。
これからは、子供を作らない茶白にご飯を食べさせてもらえるはずだったのに、茶白は姿を消してしまった。
Oさん宅の避妊去勢手術できた、
三毛&白キジ。
プラス、捕獲出来なかった三毛&キジ子。
キジ子には3匹の仔猫がいた。
たぶん離乳始まるくらいの週齢だと思う。
(近くで確認するため餌で誘き寄せた)
Oさん宅から道を挟んだ家の庭に隠れているところを数日前に発見した。
仔猫たちは道を渡ってOさん宅には行けないと思う。
キジ子は餌をもらう以外は、仔猫の側に居た。
その傍には三毛たんも居た。
三毛たんはキジ子の娘らしく(Oさん談)、世代違いの弟妹を見守っていた。
今日20時頃、車庫に用事があり外に出ると、キジ子と三毛たんが鳴きながら走ってきた。
「珍しいな」
と2匹を見ていたが、余裕のない形相。
「まさか…」
Oさん宅の玄関先に行ってみた。
いつも置いてある餌皿、水の器が無い。
お腹を空かせた2匹は、この1週間の間ご飯をくれた私のところに来たようだ。
(捕獲器を仕掛けるため、餌を置いて警戒心を減らしていたため)
試しに水を入れ与えてみた。
2匹はかなり飲んだ。
この辺は街中なので、水を飲めるところはあまり無い。
そして餌。
万一、おとといの朝から食べていないとしたら、時間が経ち過ぎている。
腎臓に負担がかかりすぎる。
私は、半ばヤケクソのように2匹に餌を与えた。
こんなに沢山食べた姿を初めて見た。
いつもは 餌やりさん宅で貰った後に我が家の車庫に来ていたので、捕獲器の中の餌にも興味を持ってくれなかった。
相当お腹を空かせていたようだった。
もし、キジ子が仔猫に餌を吐き出して与えていたとしたら、仔猫だって空腹かもしれない。
猫の離乳食がどのように与えられるのかは知らないが、動物は母猫が半分消化したものを食べさせることを聞いたことがある。
完全なる野良猫なら、小動物や昆虫を狩ることが出来るだろうが、餌やりさんからカリカリを貰っていた猫だ、急に貰えなくなったら、そりゃ飢えてしまうだろう。
昨日の朝、2匹がゴミを荒らしていたのを見た。
たまたま、魚か肉の匂いがしたのだろう、くらいにしか考えなかったが、もしかしたら空腹だったのかもしれない。
《餌やりは無責任》
と書かれた回覧板を読み、TNRの際に費用がかかり、餌やりをやめたのだとしたら…
もしそうなら、2匹はどうなるの。
餌だけ食べたらすぐ何処かに行ってしまう白キジは、今頃どこでどうしてるの。
仔猫は、キジ子の警戒をもう少し解いたら保護しようかなと考えていたが、正直、もう手を出したくない自分がいる。
TNRは悪いことじゃない。
不幸な仔猫を増やさず、今いる 一代限りの命を見守ることだと思っていた。
だけど、6/25を境に、その一代限りの命が守られなくなっているかもしれない。
茶白の家出は仕方ないとしても、落胆しているKさんを見るとバツが悪い。
Oさんには餌やりを続けて欲しい。
でも、全てにおいて責任を持つことは、Oさんには難しかったのかもしれない。
《無責任な餌やり》という言葉を聞けば、私でさえ餌を与えることに罪悪感を持ってしまう。
年老いたOさんは、お嫁さんに諭され、そんな気持ちになったのかもしれない。
なんか、これじゃ、《駆除》だよ…。
それとも、猫に、自力で新たな餌やりを探させるのか。
もう、何が原因なのか、誰が悪いのか、何が正解なのか、わかんなくなってしまったよ。
Oさんに、「餌やり続けて下さい」なんて頼めないよ、餌やりは無責任だ、って世間は言うんだから。
地域猫の制度なんて曖昧すぎて逆に怖い。
誰が全責任を負う?
やりたくないさ、皆んな。
あの2匹、たぶん明日も来るよ。
どうすりゃいいのさ。
このままじゃ私が餌やりさんになっちゃうじゃん。
それとも、放置しとけばOさんとこに戻って粘る?
無理ならゴミを荒らす?
ゴミステーション、我が家の目の前だよ。
それ片付けるのは私だよ。
そのゴミの側に2匹が居たら、無視出来るの?
もうね、猫のことで精神的にいっぱいいっぱい。
知らない猫じゃないから余計だよ。
ここは私が幼い頃から育った街。
昔から外猫はずっと居たけど、爆発的に増えたことはなかった。
困る、といった声も出ていなかった。
あのままにしておけば、こんなに自分が辛くならなかった…。
猫のために動いた結果がこれだもんな。
猫のためになんかなってないじゃん。
猫の幸せって、なんなん?
少なくとも私は今幸せじゃない。
この心配事が、ただの杞憂であってほしい…
そんな事を考えることさえ、憂鬱なんだ。

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