その旅立つ2日前に息子とお泊りで帰省してた。
私が中1か2年の時に産まれた子だから、もう18〜20歳。
年齢的に永くはないのわかってた。
だから実家に帰る時はその都度後悔のないように、いっぱい触って話しかけよう!っと、思っていたここ数年。
今回帰った時も、元気でふくよかボディを維持してたし、
(どこか具合が悪いなら痩せてくるでしょ?)
にゃあにゃあ鳴いてたからまだまだ元気だね〜って見守ってただけだった。
だって1歳半の息子が近づくと、それまでゴロンと寝てたのに起きて迷惑そうに逃げて行くし。
老猫だから寝てる時間が増えてるし、無理させられないなって。
あまり触れ合わなかったんだ。
ポコちゃんは出入り自由猫。
最近はほぼほぼ祖母の部屋のお布団の上で寝てるけど、トイレ大の時は外に行く。
(小は布団横にあるトイレでしてる)
ちょこっと昼間にお散歩に行く。
そのくらいしか外に行かなかったけど、
最期を選んだ場所は外だった。
朝方、布団で寝てたのに外に行くんだ!と、アピールしたから外に出したらそのまま…。
なんでだろう。
ポコちゃんの母猫も倒れてた場所が同じ辺り。
実家の側に人工の川が流れてます。
昔は生活用水を流してたであろう川。
その川の横に私道があって道路に繋がる。
その私道の途中で倒れてたと。
なんで同じ場所を目指して歩いたんだろう。
旦那にその事を言ったら、その川が三途の河なんじゃん?と。
ポコちゃんが旅立ってからずっと雨。
実家は代々土葬している。
きっと濡れちゃってるね。
ごめんね。
ゆっくり寝てね。
ネコジで旅立ち日記を何度も目にして、
その愛猫への想いに何度となくもらい泣きして。
我が子たちはまだ5歳と若く。
まだまだ来ないであろう未来を
何度と想像したけど。
忘れてた。
実家のポコちゃんは老猫だった。
こんなに早くに経験するなんて。
ポコちゃんが産まれた頃は
住まいは典型的な田舎の平屋だった。
蘇祖母が建てたおうち。
広い土間の玄関は常に開きっぱなし。
で、練炭の掘り炬燵がある……今でいうリビング。
あれ?昔の用語忘れた〜!!笑
長い廊下と水周り以外は全部畳の和室。
猫を飼ってても、ネズミは常にいて。
勉強机にナッツ袋を置いたまま放置すると一晩で行方不明に。
でそのゴミ屑は私の箪笥の引き出しの中から。
何度とお気に入りの洋服に穴を開けられたか。
引き出しを開けたら、でっかいネズミと目が合いしばしお互いフリーズ!
なんて事も経験したなぁ〜!
そんなお家とも建て替えでおさらば。
車庫で使ってた長屋のコンクリに使ってた畳をひいて、襖で仕切りにし、吐き出し窓でおおって簡易仮設にし、
新しい家が出来るまでの秋〜冬に仮設小屋暮らし。
古い浴槽をキレイに取り壊し、庭の隅に置いて丸見え絶景露天風呂の完成…。
(仮にも当時20前半年頃の娘がいるのに!)
2日目からブルーシートで囲いました。笑
そんなこんなの思い出をともにしたポコちゃん。
その頃は毎日一緒に寝てたんだよね。
新しい家が出来てからは、私は2階に部屋。
猫は家に入れたくない!って動物嫌いの母。
動物好きの祖父母。
1階の自分の部屋だけお入り。ってそれからその部屋がポコちゃんの部屋に。
でもそれで良かったよね。
それから2年もしないで私は結婚したから家を出て。
ずっと一緒に寝てたら、私は置いて嫁げなかったし、ポコちゃんに寂しい思いさせることになったもんね。
もっとポコちゃんを写真に撮っとけば良かった。
もっとポコちゃんと一緒に居たかった。
ポコちゃんずっと大好きだよ!


↑まだ若かりしき頃のスマートなポコちゃん
兄貴が撮って送ってくれたお気に入りの1枚。
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