
冷凍庫の中にはお刺身や色々が凍ったまま、、、
あの子と食べようと思っていたお魚達です、、、
少しずつ小分けにラップしたマグロやサーモン、鰤などのお刺身、同じく小分けしたマグロのタタキ、切り身の鮭、アジやホッケ、、、、一部トライしたものの、食べてくれなかった物もありますが、、その後未だ手を付けられないお魚達、、
だってニャアくん、、ママは一緒においちぃね、おいちぃね、って食べようと思っていたんだよ、、、ニャアくん、、、
そして部屋にはまとめ買いしていた、飲みかけのラプロス錠やネフガード、点眼薬やそのまま手付かずの補液パック達も、、、あぁそう、、そろそろ病院に点滴の針を返しに行かないと、、、だって、、1ヶ月分買っていたから、、そんな時期、、
ニャアくん、ママはまさか、、、ニャアくんがあの日お空へ、神様のところへ帰るなんて、、思っていなかったよ、、、
病院の先生からは、いつ何があってもおかしくない。それくらいの数値、、生きているのが奇跡、食べてくれている事が奇跡、、そう言われていたけれど、これからもずっとずっと看病させて欲しくて、そのつもりでいて、ずっとそばに居たくて、居て欲しくて、ママはこれからもずっとずっと、ニャアくんを一番に考えて生きて行くつもりでいたんだよ、大事なニャアくん、、
優しいニャアくんはきっときっと、ママをいつも心配してくれていたね、皆んなにもそう言われたよ。ママが眠らず食べずになっていたり、沢山不安になったり泣いていた事。
でもママは言いたいよ、ニャア君はママの心配なんて全くしなくて良かったんだよ、ママはママがニャア君に出来る全てをしたくて、させて貰いたくて、これからもそのつもりでいて、ずっとずっと頑張れたし、頑張るつもりでいたの。点滴は怖かったよ、大好きなニャア君の体に針を挿す事にママはヒヤヒヤ、ハラハラして、最初は手脚がガクガク震えてた。ニャアくんに痛みやストレスをあげたくない、その気持ちがいっぱいでね。でもそれでもニャア君の体が少しでも楽になるなら、ママはずっとずっとニャアくんと一緒に頑張れたんだよ。
ママがダメになっちゃう?もしかしてそんな風に思ったの?、、、、ママの心配なんてしなくていいから、ただ安心してママに任せてくれて良かったんだよ、、
ずっとずっと、沢山甘えん坊して、ママに看病させてくれて良かったんだよ、、、毎日ママの愛に包まれて、ママの愛を感じて、安心して過ごして欲しくて、ママは本当にただそれだけ、それしか考えていなかったよ。それ以外もう何も要らなかったの、、、お洋服や靴が大好きなママだけど、もうそんな物どうでも良くて、もう何も何も要らなかった。ニャアくんがママのそばで、毎日美味しく食べて、良くネンネして幸せに穏やかに過ごしてくれる事、ただそれだけ、ママが欲しい物は本当にそれだけで、、、大切なニャアくんを全力で守る事だけ、、、
酸素テントは朝にはお家に着く予定だったし、ママはニャアくんにオムツをする事とか、これからの事を沢山考えていたんだよ、、、ニャアくん、、
(あの子の血液検査の結果が驚くほどの数値になっていた4月20日、、3月2日の結果の基準値が頭にあった私は愕然としました、、まさかそんな、、ここ数年3.7kgをキープしていた体重は3.3kgに。ですがその後あの子は私の気持ちに応え、一生懸命食べてくれ、1週間で3.7〜8kgに戻り、その後も吐く事無く食べ続け、旅立つ前日まで3.85kgの体重をキープしてくれていました。その時だけは補液後に測ったので、やはり3.7kgだったのだと思います)
ニャアくんがお空へ戻ってしまった日、お友達に言われてハッとしたよ、お友達は冷静に、先ずタオルを敷いて直ぐ体を冷やす事や火葬の事、それから沢山のお花で囲んで、大好きな銀だらとかお供えしてあげよう、、って。
銀だら、、、、あぁ、、何でどうして忘れていたんだろう、ニャア君の大好物の銀だらの事。ママは本当にダメなママだね、、、
子供の頃、私の母がニャアくんの可愛いさに、毎日のように別鍋で一切れの銀だらを煮ていました。銀だらが大好きになり、大興奮で嬉しそうに食べるニャア君に母も喜び、、、ですがその後あの子が尿結石に、、、蹲る様子に飼い主としての管理不足を痛感し、その後はやはり人の食べる物はなるべく与えず、与えたとしてもほんの少量、、銀だらもその後は与えないよう気を付けていたのです。
あぁそう、、でもあの子が大好きなこのお魚の事を私は忘れて、、自分を責めました。
あの子が最後に口にした物は旅立つ約16時間前、私の手から食べた、大好物の一つ、カマンベールチーズです。一口食べ、んっ!大好き!おいちぃママ!!と、一瞬目を輝かせ、嬉しそうに更にパクパク、美味しそうにまたパクパク、パクパクと。
突然の塩分の過剰摂取で体調を崩したら大変、と気にした私は、まだ食べれるよ!のお顔をしているあの子に、また後で食べようねぇ、と沢山いい子いい子して仕事に出ました。家族には、後でこのチーズを少しあげてみてね、と数種のご飯と一緒に託し、、、。
その後職場からtelした際、大好きなチーズさえ口にしないこと、水も飲まない様子を聴き、私は居ても立ってもいられず、職場には3時間のみ、飛んであの子の元へ走りました、一体どうしたの、ニャアくん!!、、、帰宅し、 再度チーズをトライするも食べず、お刺身や他の物も食べず、、、あぁ、でもあの時に銀ダラでも煮ていたら、、もしかしてあの子は食べたのかもしれません。
忘れていた自分を責めました、、、そして仕事に行く前に、もっとチーズをあげていれば良かった、、、、!!ホッケだって、焼いてみれば良かった、、、、と、、、後から思う事は山程、そして今もなお。
ごめんねニャアくん、、、、、ママは馬鹿だね、あの時ママはまだまだこの先もずっと時間があると思っていたんだよ、注射をしたから、安静にしたら良くなるはずだって。ニャアくんの腎臓を大事にして、負担がかからないよう、ゆっくりゆっくり、おいちぃしようね、って思っていたんだよ、、、、
お皿からは食べない物も、私の手からは食べていた、あの子の小さな舌の感覚を思い出します、とても愛おしい、、何年も前に愛猫を看取った兄は言いました、仕事に行く前には食べたんだろ、凄いよ。大好きなチーズを○○がくれて、美味しく食べられて、本当に嬉しかったと思うよ、○○は最後3日間食べられなかったからな、、、
火葬までに二日と8時間、あの子にはこの部屋で、ゆっくりと安らかに休んでもらいました。私と主人と一緒に。寄り添い、添い寝し、頑張ったね、いい子だね、と沢山沢山撫でてキスをしました。食べさせられなかった銀だらを煮てお供えし、更にはあの子の口元に一切れ置き、大好きなお魚だよ、おいちぃね、と。
火葬の朝にはホッケを焼き、部屋に広がる大好きなお魚の匂いに、安らかに眠るあの子も、いつものようにクンクンしていたはずです。
虹の橋への道中お腹が空かないよう、またあちらで待っている、我が家の愛する子達へのお土産に、そしてこれからお友達になってくれる子達に、よろしくのご挨拶代わりに分けられるよう、沢山持たせました。 焼き魚、皆大好きですよね、、、
随分長々と書きました、、
読んでいただきありがとうございます。
皆さまの愛する猫ちゃん達が、元気で長生きして、皆さまと益々幸せな日々を過ごされますよう。皆さまの心の中で生き続ける愛猫ちゃん達が、永遠にその心の中で輝き、天使として生き続け、再会の日まで、お空で元気に、みんなと仲良く走り回ってますよう。
そして尊い動物への虐待の無い、動物が安心して、沢山の愛を受け暮らせる平和な世の中になりますよう、日々祈っています。
そしてこの世に、会う人を癒し笑顔にし、一人の人間の約17年間を、こんなにも癒し、支え、明るく照らし、愛で溢れさせ、幸せにしてくれた素晴らしいニャンコ、ニャアくんという最高に可愛い神のお遣いが存在していた事を知っていただきたく、また心のどこかに覚えていただけましたら幸いです。
ママの大事な世界一のニャアくんへ、愛を込めて。




最近のコメント