なぜ
めぐり逢うのかを
私たちは
なにも知らない
いつ
めぐり逢うのかを
私たちは
いつも知らない
どこにいたの
生きてきたの
遠い空の下
ふたつの物語
縦の糸はあなた
横の糸は私
織りなす布は
いつか誰かを
暖めうるかも
しれない
～中略～
縦の糸はあなた
横の糸は私
逢うべき糸に
出逢えることを
人は仕合わせと
呼びます
逢うべき糸に
出逢えることを
人は仕合わせと
呼びます
前にも
ここで紡いだ
大好きな詩
～糸～
7月6日
希の四十九日を
迎える
5月19日に
眠った希
5月20日
神さまの元へ
1度見送った希
翌日から
希はいた
はっきりと
見える力は無い
幻覚だと
言われてもいい
背景が
透けて見える
希がいる
階段を
希リズムで
ぴょこぴょこ
上がっていく希
羽根ではなく
♪マークを
つけた希
キッチンにいると
希はいつも
探検から戻る度
起きる度に
ママちゃん
ただいま♪と
おはよ♪と
アタシの足首を
小さなおててで
ちょんちょんして
見上げていた
今も時折
足首を触られる
しゃがんで
そっと撫で
おかえり(笑)と
おはよ(笑)と
声をかける
しっぽなを
ふるるると
小刻みに震わせ
くるるるると
甘えた声をだし
こてんこして
手首を掴み
指先を
甘噛みしていた
いるのに
撫でる事は
もう出来ない
キッチンに
よくいるアタシ
希は
アタシの足元で
幸箱座りで寝たり
ぺたんと
寝そべっていた
幸箱座りをすると
ティッシュ箱にも
満たない希
誤って
ぶつからないよう
いつも
足元を
確認していた
漸くベッドで
眠るようになった
1度だけ
耳澄ませないと
聞こえない
掠れた
希の小さな声
ひゃ～
おいで(笑)
小さな小さな
窪みがあった
キャットタワーの
てっぺんにある
希のお気に入りの
にゃんモック
元々はアルが
お気に入りだった
にゃんモック
キャットタワーで
寛ぐアル
それでも
にゃんモックに
乗らない
ふと見ると
希がくるるんと
丸まったり
たゆんと寝ていた
時のかたちのまま
遊ぶのも
大好きな希
希が寝ている時に
ジルとアルと遊ぶ
どんなに
寝ていても
希ちゃんも♪と
起きてくる希
今も
ジルとアルと
遊んでいると
時折
ふたりの
動きが止まる
ふたりの動きが
止まるのは
いつも
希が
はしゃいでる時
ジルとアルと
一緒に遊ぶのが
大好きな希
希はいる
でも
いない
ジルが
1度見送った日から
玄関に
抜ける扉の前で
寂しげに鳴く
病院通い
ばかりの希を
いつも
行ってらっしゃい
おかえりと
してくれたジル
おかえりを
していないから...
大丈夫だよ(笑)
希いるよ(笑)
たぶん明日まで...
7月6日
生まれ変わる為に
しあわせのたねを
貰うために
神さまの元へ帰る
大丈夫だよ(笑)
6月12日に
想い出した
希とママの
魔法のことば
想い出した時は
泣きながら
紡いだね(笑)
希に出逢った時から
ずっと紡いできた
希
大丈夫だよ(笑)
今も
たぶん
これからも
喉の奥と
胸の奥は
熱くなるけど
ママも大丈夫(笑)
希
大丈夫だよ(笑)
希は大丈夫(笑)
希なら大丈夫(笑)
いつもいつでも
いつまでも
ママは希を
信じてる(笑)
なのにね
ずっと
一緒だよって
約束したのにね
本当はね
一緒に...
それはね
違うんだって(笑)
ママは
ここで
希ちゃんちで
希を待つ(笑)
ひとりで
行かせてしまうけど
大丈夫だよ(笑)
希は大丈夫(笑)
ママの子だから
また
一緒に
糸を紡ごう(笑)
誰かを
暖めうるもの
じゃなくていい
希を暖める
しあわせを
紡ごう(笑)
希
愛してる
アタシを
苦しめてるのは
アタシ
アタシっぽく
解きながら
希と紡いだものを
希へと繋がる糸を
またアタシっぽく
たゆんたゆんと
紡いで...
まぁるい地球に
住まう
全てのものが
心暖かく心凪ぐ
ひとときに
包まれて
いますようにと
希と祈っています
ぺったん したユーザ
ぺったん
最近のコメント