新しい家族の【ゆず】。

出会いは、愛護センターに近所の猫のことで相談に行った時でした。
3週間前くらいです。
壁に貼ってある[譲渡予定の猫]写真。
そのうちの1匹がどうしても気になってしまい、その場で審査の用紙を書きました。
愛護センター(保健所)は、飼育できる人かどうかの書類審査があります。
留守番は何時間か?
家族全員で外出時に面倒を見る人はいるか?
住居はどんな状況か?
などなど。
審査が通って初めて対面することが出来ます。
その日は写真だけ見て帰宅。
4日後、審査が通りましたと通知が来たので会いに行ってみました。
一緒に居た同胎の子に真菌症が出たため、この子も念のため2週間の投薬をします、とのことでした。
獣医さんが丁寧に対応してくださって、私の中での愛護センターに対するイメージは払拭されました。
抱っこさせてもらうも、真菌症はカビの一種ということで、グローブ&マスクで。
ゴロゴロ言いながらおててをモミモミして、人が好きな様子です。

7/1、トライアル開始。
先住猫との隔離を出来るほどの部屋数がないことで、無理を言ってウイルス検査をしていただき、2回目のワクチンも接種済みでした。
迎えに行くと、爪切り・シャンプー・ブロードラインまでしてくれてありました。
家に到着し、別部屋のケージに入れて先住猫たちの様子見です。
一番興味を示したのは小太郎でした。
ケージ越しに鼻チューをして、「クルル」と友好の声を掛けてくれました。
翌日は別部屋でケージから出し、小太郎が嬉しそうに入ってきました。
早速お尻のにおいを嗅ぎ、舐めてくれました。
この2匹はすぐに打ち解け、まるが亡くなって寂しかった小太郎も暇ナシで面倒見たり遊んだりしています。

子育ての得意な寅さんは、何故かスルーです。
ゆずが居ることに何の違和感もない感じで、
「あれ?」と拍子抜け。
別名[シャー子]のモモは、お約束通りにシャーシャー言ってますが、そのくせ遊びたい素ぶりでゴロンゴロンとお腹を見せる。
これは意外!
結局ケージは3日しか使わず、今は家の中で暴れまくる毎日。
その側にはいつも小太郎がいます。
末っ子だった小太郎がお兄ちゃんになりました。
とにかく優しくしてくれる姿が微笑ましい。

もうすぐ4ヶ月なのに体重は1kgしかありません。
健康ではあるものの、とても小柄で痩せ気味。
少しカロリーを高めにして与えています。

ゆずは同胎の男の子と2匹で、明らかに人間に捨てられていたそうです。
[落し物]として警察を経由して愛護センターに来たそうです。
本当は2匹揃って迎えてあげたかったけど、まるが亡くなって空いたのは1匹分。
我が家はこれが限界なので、一日も早く優しい家族に引き取られるよう願っています。
保護猫、ボラさん経由、愛護センター、譲渡会、ペットショップ…猫とは色んな所で出会います。
不思議と「あ!この子だ!!」という運命みたいなもの、あるんですよね。
何処でもいいと思うんです、出会いの場って。
縁を大切に、そして有り難く感じながら、且つ確固たる意志覚悟を持って、新たな命と向き合い共に生きていきます。
[落し物]の猫が0になって欲しい…
心からそう願ってやみません。
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