ネオとスクちゃんを連れて病院へ行ったとき。
待合室で検査結果を待っていたら
あんまり動物病院にはいないタイプのおじさん①②が入ってきました。
おじさん①は工務店の作業着っぽいいで立ち。
おじさん②はその工務店勤務な感じのスポーツ刈りにTシャツ。

※最近、カゴベッドがお気に入りなハナちゃん
買ったばかり風の布のキャリーには
黒い毛皮に、白ソックス。面積少な目ハチワレと胸元が白いチビッ子が見えました。
ベンチの椅子にちょっと離れた隣に座ったので、
「1ヵ月くらいですか?」
聞くと、公園のど真ん中の草むらでたったひとりで鳴いていて保護したのだそう。
おじさん①②が話し始めてくれる。
当初片目が開かなかったけれど、だいぶ良くなってきたところだとか。
なんとなく、所在なげに気恥ずかしそうだったお二人でしたが
「助けてもらえてよかったねー」
キャリーのメッシュ越しに指をクイッとしたら、
元気よくがっついてきたタキシードちゃんにちょっと目を細めていた。
「500gないくらいですか?」
「ちょうど500gです。でも保護したときは340gだったから
5日(だったかな?3日?)で150gは増えた」
と、ちょっと誇らしげでした。
「痩せこけてるから、ほんとはもうちょっと月齢はいってるのかもしれない」
と、おじさん①
ちょっと猫には明るい方のよう。
「一人だけだったなんて、お母さんとはぐれちゃったのかな?」
と、言う私に
「目がつぶれてきたから、捨てられたんじゃ」
私に言うともなく、おじさん②がつぶやく。

※釣り竿オモチャを引き出しにしまうようになってから
「遊んでくれるまで、動きまてんよ!」な、座りこみテルちゃん
会計に呼ばれて戻ったら
おじさん①②が、スクちゃんとネオをかがんで覗いていたので
(なんか、その図も微笑ましかった)
「下の茶トラのコ(スクちゃん)も保護猫ですよ。11ヵ月。
だから、君(タキシードちゃん)も、あと10ヵ月もしたら、きっとでっかくなるよー。
小さいのなんて、あっという間だよ」と、言ったらば、
「そうかー、おまえ(スクちゃんのコト)も保護猫かー」と、なんだかワキワキしていました。
「上のコは、もう16歳過ぎて、毎日点滴で(と、会計でもらった輸液パックを見せて)
今日は検査にきたんだよねー」(ネオに言ってる風)
すると、ほぉー。16歳かぁー。とふたりの大のオトナの男のひと。

※結局1Fに降りても、珪藻土マットの上にいるスクちゃん。
「じゃあ、お先に失礼しまーす」と、病院から帰ってきましたが、
いい年した、猫とは全然かけ離れていそうな、おじさん①②みたいな人が
子猫を保護してくれたんだー。
まだまだ、世の中、捨てたモンじゃないなー。
って、なんだか嬉しかった。 ・・・ただ、それだけの話です。
タキシードちゃん、写真撮らせてもらえばよかったな。
*****************************************************
スクちゃん。
自分で左目をカキカキして、眉毛のうえまでピンクに。
私のまわりをウロウロしているのだけれど・・

涙を流す目が本当に痛々しい。

病院で先生に相談して、カラーをつけることになりました。
抗菌剤の目薬だけで治るはず。とのことで内服薬はなし。
1歳目前にして初めてつけるカラー。
スクちゃん、ごめんね。
お目々が治るまで。最低でも1週間はつけてください。って。
暴れん坊だから、よけいにイヤだよね。
(階段へのドアは、ロフトから飛び降りないようにわざと開け放しています)
気を付けて、スクちゃんの傍にいるようにします。