自宅点滴。皮下輸液。皮下点滴。
点滴・補液・輸液。
いろんな呼び方があると思うのですが、
係りつけの先生が『輸液』と呼ぶので、そう言っています。
私が病院で初めてやった日記によると、
『ネオはもって今年いっぱい』宣告をうけた2月下旬から自宅でやっている。
『日に100cc、絶対毎日じゃなくっても、ま・いいか』
のスタンスでヨシ。と、先生に言われて始めて半年。
結局、病院でときたまやってもらう以外は
自分がどんなに体調悪くて寝ていても、一日も欠かさず続けています。
(一日あけると、ネオの体重が100g減ってしまう気がしてコワイ)
ネコジルシの皆さまの日記を読んでいると、
私、いい加減(テキトー)過ぎるかな?と最近感じています。
今のやり方でいいのか、傍に採点できる人がいないので、
誰からもその答えはもらえない。
ちょうど”ペトこと”に記事が出ていました。
[猫の点滴|種類や自宅でのやり方などを獣医師が解説 ]
https://petokoto.com/articles/2577
『自宅での皮下点滴の仕方』コレとも微妙に違う・・
自身の記録としても、できる限り可視化しとこう!とゆーのが以下です。
長いですし、面白味ゼロです。
輸液について興味のない方には申し訳ありません。
以前いただいた、フロントラインプラスのエコバッグ*に
*
廃棄分を返却して、新規の分を入れてくれます。
輸液パック・ライン・注射針・アルコールの綿
いつも買っている《15日分》の内訳です。
リンゲル(輸液パック) 単価\800 3PC \2,592 (1PC;500cc、1回の輸液100cc)
ライン(輸液セット) 単価\600 1本 \648 (3回程度は流用OKだそう)
注射針 単価\120 15本 \1,950 (輸液1回ごとに1本使用)
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合計 \5,190(税込み)
※消毒用アルコールを含んだコットンは、針を買うとつけてくれる
これに、薬:ラプロス、サプリ:アゾディル・アンチノールも購入しています。
ライン(明細には『輸液セット』と書かれています)
【事前の準備】(輸液パックを変える5回に一度のみ)
コットンがひと固まりになっているので、1回分ずつ剥がしてタッパーで保管。
パックの穴付近には、透明なシールついていて剥がします。
そう言えば・・
思い返すと、当初はここまでした状態で病院から貰っていたのですが
いつしか、パック・ラインが別でフツーに渡されるようになったなぁ・・
ラインの注射針側にもカバーがついています。
輸液の都度、新しい針につけかえ。←《指に針を刺しちゃう第2位!》
接合?する部分には触らないように。
病院からもらうままのゲージをなんの疑問もなく使っていましたが、
パッケージには『18G』と記載アリ。
※輸液セット(ライン)は、初期状態で輸液が全開になるようになっているので
必ずクレンメ(後ででてきます)を閉じ忘れないようにしないと・・
何度か、注射針からリンゲルが『ぴゅー』と出てしまいました。
輸液するソファの位置の真後ろのカーテンレールに、物干しざお用のS字フックでパックを吊るす
(5日間、このまま吊るしっぱなしです⇒カーテン開閉もフツーにしてます)
輸液するとき以外は、ネオ以外の猫たちに遊ばれないようにラインを巻いておく。
【輸液します】
まず、逃げ隠れているネオが、のこのこ出てきたところや
ベッド下から出てこないときは、ゴハンでおびき出したりして、抱っこしてソファへ
チョキの2本指と、親指とで皮膚をつまみます。
当初心配で「このへん(肩甲骨の真ん中らへん)ですか?」と病院で聞いたら
「体中どこだっていいんだけど、ここが一番(皮膚の下に)スキマがあるから。
だいたいでへーきですよー」と。
まったく同じところに毎日針を刺すことはなく
意識的にも、無意識でも、日々ズレた位置になっています。
ココ。と決めたところを、アルコールで拭く。
注射針のキャップを外して、拭いた皮膚に針を刺す。
刺す瞬間は動画で撮れなくってすみません(片手じゃ無理)
自分ポイントとしては、皮膚に沿って寝かせすぎると貫通しやすいので
(病院での初回・自宅での初回、これで輸液が毛に滴った)
45度の角度。と言われているが、垂直にぶっさすくらいの気持ちでちょうど良い。
これも最初心配で
「なんか、皮膚の膜の射しちゃダメな深さとかが心配」
と、聞いたのですが、
「だいじょぶ。だいじょぶ!」と、言われました。
輸液を始める前に、ネットで動画とか検索しまくっていたのですが
『焼き鳥に竹串を刺す』ような感触。と見て覚悟していたのと、
ずっと以前ですが、日に3回、にゃあにゃあにインシュリンの注射を打っていたので
「あ。思ったよりは『ぶすり感』は少ないな」というのが最初の感想でした。
ラインの途中にあるON/OFFのヤツ(検索したら『クレンメ』と言うみたい)
歯車みたいなローラーになっていて、チューブを押し付けたり緩めたりで
点滴が通ったり止まったりするようなしくみ。
ON状態だと、フリーにチューブのどの位置かを動かせる。
これも名前がわからない(⇒調べた『点滴筒』と言うようです)
『ポタポタ』でも問題ないとは思うのですが時間がかかる。
『ツー』の状態。
スムーズに落ちない原因(私調べ)
・クレンメが全開でONになっていない
・針の向き(斜めカットの針先を上向き)が正しく上向きじゃない
(針をコヨリのように左右にぐりぐり調節して、良い位置を見つける)
それでもダメなときが、ときどきあります。
ペトことの記事によると『刺しなおしましょう』と書かれていました。
(この程度なら、針は交換せず、そのまま使って良いらしいです)
最中は、ネオの皮膚をつまんだ肩のあたりに左手をおいて
もしネオがダッシュしようとした場合に備えて
首に指を回して置いている感じです(手放しは不安)
最近は、ネオも途中で伏せた姿勢になったり
幾分慣れた風ですが、周りに他猫が来るとピリピリして
尻尾の先をパタパタするので油断禁物です。
(チビッ子にジャレつかれて、嫌がって動いて針が抜けたこともあるし)
あとは、目盛りをじっと見つめて、目標位置になったら「OFF」にする
ネオは一日100cc(体重3kg前後)なのですが、
パック自体がたわむので、ほんとにおおよそです。
70,80~120,130ccくらいムラがあると思います
(毎日、輸液直後に体重量ってそう思う)
輸液が落ちている時間は多分2~3分。
病院では10秒たりとて時間を無駄にはしたくないと思うので(?)
加圧バッグでやっていましたが、
無くってもさほど時間がかかると思ったことはありません。
↑《指に針を刺しちゃう第1位!!》
このとき、針を抜いた部分の皮膚をしばし『ぎゅっ』として止血とかあるようですが
アルコールのコットンで拭く程度です(↑やってみたけど私の場合は効果なし)
ネオの毛色はほぼ黒なので、血が出ているかどうかは
次の輸液のときとか、毛束が固まっているか。とかでしか目視でわかりません。
白猫だったら、血だらけなのカモしれません。
今まで5回くらい、輸液の針を自分の指にさしてしまったことがありますが、
ほんのちょっぴり刺すだけで、ポタっポタに血が噴き出てきます。(花粉症の鼻水くらい出る)
それを見ると、「あー、やっぱり針が太いんだなー」と、思います。
ふくねこマルシェの準備で、羊毛のニードル(針)を
10回以上?は、指に刺したり貫通させましたが、
私は羊毛をマットに押し付けてテーブルに水平な向きに挿すせいか、
一度も血はでませんでした。
【ココからは輸液じゃないです】
ネオがまた逃げ隠れるのでイヤがることは一度にやってしまっています。
自ら飲んでくれたらいいのですが、ボトルから飲みたいネオは、
フリーになったらまず『お水くだちゃい』です。
だいたい輸液前に薬を飲ませるので、もうやることもないのですが・・
水を気が済むまで飲むと、一目散に逃げていきます。
そして、ネオの食べ残しは、ハイエナ:ハナちゃんが食べてある。
ここまで済んだら輸液の注射針を交換して、翌日そのまま輸液できるようにしておきます。
普段する準備(5回のうち4回)は、この『注射針交換』だけです。
(交換したら、ラインをS字フックに巻く)
やるときを決めておかないと、針を交換したかどうかわからなくなりそうなので。
【すむーずな輸液をするのに大事だと思うこと】
・本にゃんが落ち着いて暴れずにいてくれること
始めたころは、ネオがもっとカリカリしていたし
他のみんにゃが興味津々で、ネオが嫌がって飛び出して針がカラダから抜けたこともありました。
なので、部屋を閉め切って隔離したり。
だんだん、みんにゃ興味がなくなって、窓の外を見たり遊びに1Fへ行ったりで
フツーにできるようになったころ、
預かりッコたちが、ネオのしっぽやラインにじゃれて仕方なくって
その頃はネオを押さえるのがちょっと大変でした。
が、ネオは基本おとなしくって、ちょっと『ぎゃおぎゃお』不平を漏らす程度なので
私は助かっているのだと思います。
・パッと始められるちょっとした準備。
今は慣れたのですが、ネオを抱っこして連れてきたものの場が整っていず
(ソファのうえがモノであふれてたり)
片手でネオを押さえているので
いざ始めようとしたら、コットンが遠いテーブルの上にあったり、
ラインをS字フックから外そうとしても届かなかったり
【コレでいいのかな?と思うこと】
・輸液パックが常温
⇒ネットで調べたとき、『布団に抱えて寝るとちょうどいい』とか『レンチンする』とか。
あと、かつてB病院でスクちゃん発熱時にかかったとき
「リンゲル〇〇cc、30℃(だったかな?)にあっためといてー」と、
先生が指示だししていたのを聞いた記憶もあったり。
今の先生に聞いたのですが、保管も輸液時も常温で良いと言われています。
(そもそも病院の診察室にも輸液セットごと出しっぱなしだし)
でも、きっと、これから真冬の朝とか冷たいよねぇ・・
・針、コレでいいのかな。
ネオが黒いのと、私がガサツなので放置しているけれど
実は、ネオの肩甲骨まわりは、ひでーことになっちゃってるのでは?
・輸液の量がてきとー
輸液について、ネオの過去と今後について。とか、
他に書きたいことがあったはずなのですが
長くなり過ぎて・・・また後日に。と思っています。