「出戻り歓迎するから!」「もっと仕事教えて欲しかった!」「9月から地獄やん!」「え、マジ無理」「ほんとに辞めちゃうの?」社員さんから同僚派遣さんから新人派遣さんから、たくさん色んな言葉をもらって💦「でも正社員決まったから~」って答えてたら、昨日最終日に頂いたのがこれ。


シャンパーン!!!!!!マジかああああああ💦
色々抱えて始めた数年ぶりの短期派遣でした。始めた当時は離婚のショックの真っただ中で、人間不信どころか「明日目が覚めなかったらいいのに」なんて自分自身の全てを完全に諦めた生活でした。ただ、猫たちには食わせなきゃいけないし、とにかく猫たちの生末だけは私が何とかしないとダメだとは常に思っていて、むしろそれだけが支えで、当時は5匹全員を里子や終生飼育して頂ける施設に託す事も真剣に考えて調べていました。
今思うとありえない理由ですよね💦自分がこの世からいなくなりたいから、猫たちを手放すなんて。
でも当時の自分は真剣でした。
そんな精神状態で働き始めた職場なので、当初は職場の方たちと交流を持とうなんて微塵も思ってなくて、とにかく与えられる仕事や頼まれた仕事を完璧にこなすだけに集中してました。
変わったのはいつだったかな。初任者研修を受け始めた5月よりは少し前だと思います。きっかけは仕事中の些細な事で、覚えてるのは、カゴ車に乗せてあった荷物(ドラム型洗濯機)を出荷ブースてまで運んだはいいけど、どうしても自分の力では降ろせなくて、仕事で初めて人を頼った時でした。
お願いします、という言葉を当時の私は言えなくて、自分の力だけで完結できる業務しかしていませんでした。
それは例えば、1から10までの1つの工程全てを一人でできる場合のみでしか動かず、8の時点で他人の力を必要と予測した場合は1の時点で「できません」と言ってしまう。それくらい他人と関わる事が嫌で、怖くて。
カゴ車から一人でドラム型洗濯機を降ろそうと四苦八苦していた時に「待って、無理やろ、やるから」と声をかけてくれた同僚男性に「スイマセン」と言ったら「なんで謝る?ええねんで、無理やったらいつでも声かけて」って言われて、その時初めて、あ、私はまだ人を頼っていいんだ、できる所までは全力で頑張って、そこから先が無理な時は人を頼ればいいんだ、って、考えを改めました。そう気づいた時に、泣きそうになりました…というか帰宅してから泣きました💦
考え方を改めると少しずつですが仕事で自分がやれる事が増えていきました。頼ることを始めたらば、頼られることも多くなっていって、知っている業務内容を教える事も多くなって…半年とちょっとだったんですけども、本当に人に恵まれて、自分というものを取り戻した…そんな貴重な経験をさせて頂い職場でした。
この派遣がなかったら、今の私はいなかったし、明日からの私もいなかったな。
そんな私としては感謝しかない職場で「正社員の仕事決まったから」という辞職理由を説明していた中、勤務最終日に頂いたシャンパンには、餞別というよりもお祝いの意味が強くて、その心使いに涙が出そうでした。
正直言うと、たった半年ちょっとの付き合いの人に、こんな粋なプレゼントを贈られる自分がまだよくわかりません。救われたのは私のほうなのに。
こんなのもらってしまっていいのかなあ。
そして働きながら頑張ってきた就活や介護職員初任者研修も、全てが今日で終わりました。
同じ教室に通っていた人たち全員無事に終了試験を合格しました。
私は明日から介護職員としてスタートしますが、
遅れて同じ教室の一人とは近く同僚になる予定と今日知って、とても心強い!(笑
今の私にはもう「明日で終りたい、目覚めたくない」と眠る夜はありません。
むしろ「明日の私は何ができるかな」と思いながら眠る日々です。
明日への活力がある。
今、私は幸せです。

合格祝いに買ったNBとおはぎ。
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