小顔のかわいいおばあちゃん(推定6歳半くらい外猫では十分シニア)

「可愛いは認めるけどおばあちゃんって失礼ですのよ」
半年ちょい前くらいから週一輸液で平行線を保ってたんだけど
ここのとこの暑さもあってか、食欲がどんっと落ちまして。
こないだの土曜日でほぼ食べず3日目に突入しそうだったから
検査も兼ねて病院へ行って参りました。
前回の検査が・・・3月?2月?だっけ?はて。
良くなってるとは思ってなかったし、悪くなってるから食べないと分かってはいたけど。

脱水は・・・うん、してるよね
あら・・・貧血は改善してる
あら・・・カリウム値が低い(基準値4.0~4.5)
うん、よくないね
そうだねよくないですね、うん。この数値だと、入院して静脈点滴してもいい感じ。
ただ、それをすると・・ね、やめ時が、ね。うん。
それとも方針通り、自宅でゆっくりします?
自宅でゆっくりするにしても、この数値なら輸液は毎日した方がいい。
その方がこの子は楽だと思います。
食べないのは脱水と腎臓の数値もだけど、このカリウム値が低いことが原因かも。
胃液とか吐いちゃうとカリウム一緒に出ちゃうからね。
カリウムは食べさえすれば食事から摂取できるんだけど、食べないもんねぇ。
カリウム添加できるペーストあるけど、ほとんどの子がこれ食べないんだよねぇ。
サンプルでちょっとあげるから試してみて。
輸液でこの腎臓の数値がちょっと下がって楽になったら食べてくれるかもね。
そっちを試す?そうしましょうか。
ふくちゃん、前回の健診のときは確か体重4.5くらいあったはず。
今回3.7キロ。
あーあ、貯金してたお腹のタプタプが減っちゃったもんなぁ。
って苦笑いして言ったら「そだね、こういう時はあれも貯金になるもんね。」と先生も苦笑い。
輸液を頻回にしだしたら、回数を減らすことが出来なくなる
から、なるべく少ない回数で保てる間は少なく。
そうでなくなったらしっかり、という方針の元やってたから。
静脈点滴を言われた時も、真っ先に口から出てきた言葉が
「それでこの子は楽になる?気分悪いのが治るかな?」
先生は
生理学的には楽になる、これは間違いない。
だけど、入院ということ自体が強いストレスになる場合、余計落ち込むこともある。
少しでも長くって思うなら入院、そうでなく方針転換しないなら家で輸液でいい。
一瞬考えたけど、やっぱりふくちゃんにストレスはなるべくかけたくない。
家で毎日輸液、ってことにした。
早速帰って250mlのラクテックを100mlくらいする。
ふくちゃんの体重からだと、毎日輸液したら250mlをちょうど半分だと
水分過多になるから目分量だけど100くらいにした方がいいって言われたので。
で、改めて「ラクテック注」の成分を調べてみた

塩化カルシウム水和物 0.05g
塩化カリウム 0.075g
塩化ナトリウム 1.5g
L-乳酸ナトリウム 0.775g
熱量の記載がない
ラクテックGとかだと50kalだから、そんなもん。
なるほどカリウムも入ってるのか。
そだよね、カリウム低下は人間でも熱中症の原因になるっていうから
それを添加しないと意味ないもんね。
午前中に病院行って、昼過ぎに輸液。
夕方になると起きてきて「ご飯くださーい」といつものだみ声でウェーウェー(笑)
あーうれしい。
あーうれしい。
ウェウェまた言ってくれた。
何食べる?何食べる?とあれこれやってみるもそっぽ向くばかり。
最後の砦だ、これでどうだ!!!
と、ヒルズのa/d缶をスプーン一杯。
そうそう!これこれ!とばかりにむっちゃむっちゃ食べ出した。
よーしまた命が繋がったー。
夜にまた「ご飯くださーい」とゴロゴロしてた私の顔近くでウェー。
あーもう臭い♡お口くっさいねー♡めっちゃくっさいねー♡
生きてるねー♡くっさいねー可愛いねー♡
病気の猫さんを看病してる方なら、このセリフあるあるなのでは(笑)
a/dをまたスプーン一杯、他このごろまた復活の生肉をスプーン一杯。
よしよし、a/d以外もまた食べれるね。
日曜日の昨日、朝から「ウェー!ウェー!!ウェーーーー!!」
あ、お腹空いたんだ、そらそだね3日間ほとんど食べてないも同然だものね。
よっしゃよっしゃ、ご飯食べよ~
しかしだ。
反省。
しんどくなって食べなくなるもうちょっと前に、そろそろ輸液を頻回にしよかな
ってちょっと思いはじめてたんだよね。
思ってたんならさっさと病院行っときゃよかったね。
腎不全の猫さんのケアをしておられる方、たくさんいらっしゃるでしょう。
しょっぱなから輸液頻回、体重管理、数値検査を定期的にされてる方が普通なのかな。
そういう方からすると、私のこのやり方は非常に非効率的で
分かってるなら最初からちゃんとケアしてあげてよ!!って思うかもしれません。
短くても、好きなものを食べてのんびり楽に。
できるだけ猫のペースで自然に。
楽になれる最低限の手伝いだけをする。
という方針の元これまでやってきたし、これからもそうします。
だから私は強制給餌はするつもりはないし、入院も今後もさせないと思います。
今朝もはよから「ウェー!(ごはーん!)ウェー!(ごはーん!)」と
くっさいお口を顔にこれでもかよ寄せてきて、鼻先で私の顔を突いて
起き上がったら「早く!こっちこっち!ごはん!」とトットコするふくちゃん。
今回は輸液を頻回にするという方法で乗り切った。
次にまた食欲落ちたら・・・・打つ手はあるのだろうか。
って考えてしまいそうになるけど、その時はその時!!!
今日もふくちゃんは生きてます。
それが全てだね。
相方のきくちゃんは、今日も平和にパッカン(笑)

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