シロの最後の優しさ

2019年9月22日(日) 310 / 2

前回の日記ではシロや私への温かいコメントやたくさんの方にぺったんして頂きまして、ありがとうございました。

シロの旅立ちから１週間が経ちました。

まだ１週間、もう１週間、いろいろな気持ちです。

実はシロが亡くなったこと・・・・うちの猫たちは知らないでいます。

正確には知らない猫たちがいます。

これはどういうことかと言いますと、シロは猫のリーダーだったミーと同じように一目おかれる猫でした。

そしてどの猫もシロにはヤンチャをすることもありませんでした。

シロは体が弱り病院通いが頻繁になってから、生活する部屋を変えました。

みんながいるリビングではなく、リビングの隣の間仕切りがしてあるダイニングで生活するようになったのです。

ダイニングにも住んでいる猫が数匹いますが、それほどシロに依存をしないいい距離感の猫たちです。

シロは通院の日は玄関でキャリーから出ると、しばらくシロが好きな猫たちに囲まれます。

そしてしばらくするとダイニングへ帰るのです。

シロはだんだんと毎日姿を現さない猫へとなっていきました。

シロのことが好きな猫たちは、一緒にいなくてもシロはダイニングにいると思って生活してきました。

そして本当の別れがやってきました。

シロは亡くなるときもダイニングで亡くなり、ダイニングで暮らす猫以外はシロが亡くなったことを知りません。

だからシロが好きな猫たちはシロがまだ扉の向こうのダイニングにいると思っています。

しかしいずれ皆んなが気づきはじめるでしょう。

でも私にはシロの行動が優しいものに感じるのです。

ミーが居なくなったとき、猫たちの落胆は相当でした。

シロもまた落ち込んでいました。

しかし今回は落ち込む猫は今の所いません。

シロの行動はたまたまかも知れませんし、私がいいほうに考えているからかもしれません。

我が家はたくさんの猫がいるので、いろんな独特な出来事がありますが、それぞれ誰か他の猫が生活できないほどの揉め事は起こりません。

それは猫たちが自分たちで見つけてきた解決策だと思います。

なにごとも程々でやめること・・・・これは人にも必要なことだなと思います。

シロが居なくなって、寂しいけれど、温かい気持ちにもなっています。

こんなさり気ない気遣いや優しさが自分にもできるようになればいいなぁと思っています。

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