コン太との出会い

2006年1月27日(金) 531 / 10

以前大阪市内のワンルームマンションで一人暮らしをしていたときのこと
自宅近くの路地で猫たちが何匹かいるのを発見しました

茶トラのボス猫、黒っぽいキジ猫、サバトラの子猫・・・

野良猫のわりには皆人馴れしていました
特にサバトラ子猫はよくなついてました

飼い猫でもノラちゃんでも猫はみんなかわいいですよね
子猫のときは眼がクリッとしていて本当に可愛いもんです
なのにこのサバトラ子猫はまるでキツネ顔。眼もするどい
きっと猫好きじゃなければ「可愛くない猫」かもしれません

「おまえはぶちゃいくだね～」と言いながらしきりに寄ってくるサバトラ子猫を一番可愛がっていた私でした

そんなある日のこと
ボス猫が突然いなくなりました。何匹かのキジ猫もたおれていて息がありません
「あの子はどこ！？」
私は必死でサバトラ子猫をさがしました。
・・・・・いました。・・・ポツンとさびしそうに
その時私は何とも言えない気持ちになり気がつけばその子を抱きしめて家に帰っていました
キツネ顔なのでコン太。
コン太と名付け一緒に暮らし始めて６年の月日が経ちました

のりが大好物で袋を破る音が少しでもするとすごいいきおいで飛んでくるコン太
病院へ連れて行くときケージに入るのを小さい体でせいいっぱい抵抗するコン太
寝る前は必ずふとんの上でモミモミしてから満足げな顔で眠りにはいるコン太

６年間にはいろんなことがありました

あやうく車にひかれそうになった事や・・・
そうそう、家出した事も
あの時はすごく心配で帰ってくる夢を何度もみました
1ヶ月後に玄関先で「ニャア～」という声を聞いたときの嬉しさは皆さんにもわかってもらえる事と思います。

私と暮らした６年間・・・
その同じ年月を田舎で過ごし、コン太はもう１２才になりました。
いつのまにかおじいちゃん猫になってしまったけどいつまでも元気で長生きしてほしいな

当の本人は私のこの気持ちわかってるんでしょうかねぇ・・・

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