その日もニャン太がご飯を食べに来るのを待ち伏せ
姿を現しても警戒し近づいてこない
近寄っては離れを繰り返し、ご飯の匂いを嗅がせお皿に入れて食べさせる
おかわりを手にのせると食べてくれたので、そっと撫でてみたら平気な様子
そのままヒョイと抱えると膝の上でご飯を食べ続けるので、着ていたエプロンの裾でニャン太の体全体を包みこむ
これならいける
一緒に来ていた家族を呼ぶけど返事も姿もなし
どうしよもないので、そのままそろっと立ち上がり洗濯ネットが入っているバッグの元へ3㍍位移動
その時もニャン太はジッとしてる
すぐに入れたら暴れると思ったので、座りこんで落ち着かせてみる
家族をもう一度呼ぶけど、やっぱり返事なし
やるしかない!
洗濯ネットをニャン太にかぶせ始めると急に暴れだした
ここで逃したら、もう絶対に捕まらないと思ったので無我夢中でネットを頭にかぶせ、さらにエプロンの裾を上からかぶせる
目の前が暗くなりニャン太は静かになった
この状態がいつまでもつのか緊張と心配で私の体はガクガクブルブルしていた
キャリーケースは車に乗せたままだったので家族に電話すると、なんとトイレに行くため離れたお店まで行っていた
静かにになったニャン太の体を擦りながら
「大丈夫よ、ゴメンね」と声をかけ続ける
膝の上で丸くなっているニャン太
温かくて、ずっしりと重い
前日は、私の顔を見るなり逃げられた
目の前の現実がまだ信じられなかった
家族が戻ってきて、キャリーケースに入れる
ニャン太は再び暴れだしが、ケースに入れると大人しくなった
終わった
ニャン太帰れるよ😭
手はブルブル震えたままで
キャリーケースを抱えて車に乗った
![](/img/diary_image/user_189182/detail/diary_206032_1.jpg?h=b7b2a6dc72d45b961dfd4c36edd73d3a)
ニャン太が迷子になった日
すぐに帰ってくると思っていました
でも、全然帰ってこなくて
どうしてよいかわからなくて、藁をもすがる気持ちでここにたどり着きました
日を追うごとに見つからない不安と連れて帰れないもどかしさに心が苦しかった
そんな時、皆さまからアドバイスや応援を頂き「一人じゃない、孤独じゃない」と勇気づけられました
本当にありがとうございました
![](/img/diary_image/user_189182/detail/diary_206032_2.jpg?h=b7b2a6dc72d45b961dfd4c36edd73d3a)
ニャン太と一緒に過ごせる日がまた来るなんて奇跡みたいです
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