私が子供の頃は、夢物語としてSFなどで語られる、現実味の無いものでした。
それが今や、牛、犬、愛猫のクローン誕生なんて事になっているとは。
ただ、記憶や経験もコピーするか、ゼロから再スタートかの違いは有りますが。
アメリカで、270万をかけて、亡き愛猫のクローンを作ったニュースが有りました。
毛色も眠る場所も同じだと、ご夫妻が喜んでおられたと。
もし自分だったら、どうするだろう。
多分、しないと思う。
もう1度、あの輝く日々を過ごせるのなら、何を差し出そうとも惜しくはない。
考えてしまうけれど…。
あの子の魂は、そこには無い気がする。
一緒に紡いだ思い出を覚えているのは、自分だけ。見た目だけ同じなら、かえって辛い。
それに、一方的に同じ様になれなんて、失礼過ぎやしないか。代替え品になんて出来ないし、何よりも、もう1度亡くす悲しみに、耐えられそうにないから。
人生もにゃん生も、1度切りなんだ。
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