よく、どうしてモノクロ写真なんですか、とご質問、ご意見をいただきます。
なぜモノクロ画像なのか? 今朝はこれについて書きたいと思います。
きっかけはフォトブックを作る時に考え付いたタイトルです。
「モノクロノス。モノクロのクロノス。すなわち、モノクロノス。」
まあ、いわゆる親父ギャグなんです。
ただし、これ、意外と出来がいい。
さまざまな画像をモノクロに変えることで、一冊のフォトブックのトーン&マナーに統一感が出ました。
それでは、カラーとモノクロを比較してみましょう。

カラー画像のクロノス殿下。
一瞬にして、レッドタビーだとわかります。
見る人にとって、瞬間的な情報判断はカラー画像の方が優れているんですね。

一方、モノクロ画像は、カラー画像に比較して、情報量が圧倒的に減ります。
ただし、情報量を減らした分、想像力を掻き立てられませんでしょうか?
じっくりと、なめるように、時間をかけて眺める効果がモノクロにはあるように思います。
観賞するにはモノクロの方が適しているのです。
具象絵画がカラー画像なら、モノクロ画像は抽象画に例えられるのではないでしょうか?

続いて、マーベルの画像です。
場所は私の書斎です。
マーベルの背景には、さまざまな物が映っています。
色が氾濫しているので、強調したい対象であるマーベルが目立たない。

これをモノクロ画像にすると、背景とマーベルが一体化して、俄然、マーベルが浮き上がって来ます。

他人がやらないモノクロ画像、ネコジルシの中で目立つと思います。
日記のリスト一覧でモノクロ画像があったら、瞬間になんちゃって親父だと思われたらうれしいです。
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