灯りを点けると、窓辺の猫ベッドでこちらを見ているブッコさん。
あれ?まさか、具合が悪い訳じゃないよね?
少々、不安になりながらブッコさんの側に行き、「おはよう、ただいま、ブッコちゃん。」とナデナデすると、ゴロゴロ喉を鳴らします。ああ、良かった、いつもと同じ、と一瞬安心したのですが、いつもならこんな時スリスリしてくるのにしてきません。
改めて顔を見てみると、あれ?なんかいつもと顔つきが違う?
なんだか、いつもより目が小さく力が無いように、ぐったりしているように見える。不安な気持ちで見ているから、そう見えるだけ?
いや、違う。呼吸がいつもより速い。
実はブッコさん、このところずっと軟便が続いていました。でも下痢している訳じゃないし、元気で食欲もあるので様子見をしていました。ですがこの前日から日に3回ほどウンチをしたので、これは病院に行かないといけないな、と思っていた矢先でした。
ブッコさんはダブルキャリア。
発症という言葉が頭をよぎります。
ナデナデばかりしていてもどうしようもないので、いつもの朝の用事を済ませていると、父が起きて来て前夜のブッコさんの様子を教えてくれました。
前夜、私が出かける時はこたつの中にいたブッコさんですが、その後ずっと出て来なかった、と。夜中から朝にかけて、ニャーニャー鳴いておやつをねだるのに、それもなかった、とのこと。
とりあえずお風呂に入り、朝食。そして朝イチで診察してもらえるように、病院に行きました。
ダブルキャリアと言っても、ブッコさんは今まですこぶる健康。
ワクチン以外で病院に行ったのは、数えるほどしかありません。そしてその数回も、風邪をひいているとか、下痢をしているとか、症状はあっても基本は元気で、ぐったりしていることはなかったので、不安が募ります。
状況を先生に説明して、まず触診。そして体温計測と便検査。
便に虫はいない。少し熱があるが、呼吸を荒くするほどではない。肺に水が貯まっているかも、ということで肺のエコー検査。
結果、水は貯まっていない。ちょっと一安心。
治療は点滴と注射が2本。針を刺す時に「ニャ!」と鳴いたブッコさん。痛かったかな、ごめんね。
いつもなら先生が準備のために席を外すと逃げようとするブッコさんですが、今日ばかりはおとなしい。でも点滴をしている時は初めてのことで不安だったのか、ぐいぐいと私に寄って来ていました。
先生からは、「下痢はしていなくても、猫のウンチはコロコロしているのが普通だから軟便も治してあげてね」との注意をいただきました。そうだよね、ごめんね、ブッコさん。
抗生物質と整腸剤、療法食のサンプルを貰い、7,800円ナリ。
帰宅すると、早速注射の効果が出たのか、貰った療法食をガツガツと食べ始めました。朝は全く何も食べようとしなかったので、一安心です。
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その後、見違えるように元気になり、良かった良かった、と喜んでいたのですが、残念ながら軟便が治らず、再び病院に連れて行きました。
今度は抗生物質ではなく下痢止めと、前回と同じ整腸剤を貰い飲ませています。薬のおかげか軟便は治ってきつつありますが、今度は風邪がぶり返したのかまた右目が涙目に。
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この前貰った目薬がまだ残っていたので、それをつけていますが、治らないようならまた病院に行かないといけません。
こう頻繁に病院に行ったことなど今までないので、ブッコさんにとってもストレスでしょう。もう行かなくてもいいように、涙目が治ってくれるといいのですが。
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もうひとつ、心配なことが。
ブッコさん、玄関の脱走防止扉を術を覚えました。
脱走防止扉と言っても突っ張り棒に100均のワイヤーネットを結束バンドでくくりつけた簡易的なもの。それでも今までは充分役に立っていたのですが、このネットの下部にちょいちょいっと手を引っかけて前に引っ張れば隙間ができてそこから出られる!と気づいたのです。賢すぎるよー、ブッコさん。
寒くて玄関を閉めっぱなしの時期で良かった。現在、対策を試行錯誤中。
この際、思いきってDIYに挑戦してみようかな、とか思っていますが、上手く出来る気がしません。
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