たった3ヶ月半の家族としての生活でした。
私は家族で1番噛まれたり引っ掻かれたりしました。
それでも、時には隔離ケージの向こうから甘えた鳴き声で呼ばれ声をかけると、ゴロゴロ言いながら自分のベッドの毛布をフミフミして。
隔離部屋に入った時に一緒に遊んであげると、嬉しそうな顔になって。
ご飯の前は、待ちきれないのかカスれた鳴き方で一生懸命アピールして。
うちに来た時は3キロだったのに、今は4.1キロまで増えて女の子らしい体型になり可愛くなりました。

たった3ヶ月半でも沢山思い出ができて、これを書いてる今でも涙が出てきます。
何度も家族で話し合いをして、先住猫の状態を考えて、くだした決断ですが辛い気持ちしか今は無いです。
犬猫みなしご救援隊さんは、私は会員だったので何も不安はありませんし安心してお任せできます。
清潔な環境で広い場所で、運動量が半端ないアンちゃんにはウチよりもはるかに良いと思います。
寂しがり屋でいつも甘えたい時にそばにいてあげられないジレンマがありました。

先住レンくんとはケージ越しに呼びあったり、鼻ちょんする仕草をしたり、猫同士で遊びたそうにしていました。

みなしごさんでは、みんな一緒に生活してるので仲間がいる。寂しくない。そう思いました。
みなしごさんに行く間、アンちゃんは車の中でおとなしく、いつもなら撫でたら噛もうとするのにずっと撫でさせてくれてました。
現地で書類を書いてる間にアンちゃんをお渡しし、スタッフの方が戻られた時に「ものすごく懐っこい子ですね!」と言われました。
アンちゃんを最初に見た時に、色んな人にすり寄って行ってたのを思い出しました。
可愛くてでもこんなに人にすり寄って行くと、虐待されるかもしれないと思って保護することにしたんだったなと。
この子の猫生を私が決めてしまい、無責任な事になってしまって本当に申し訳ない気持ちと、家族になれなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
どうかどうかよろしくお願いしますと手紙でも言葉でも伝えて帰りました。
帰り道は泣けて仕方なかったです。
家にいても、アンちゃんここでよく寝てたなとか、アンちゃん遊ぶ時ここ通ってこーやってたなとか、この時間になったら旦那のこと呼んでたなとか、洗濯物干す時にガラス越しに呼んでたなとか、色々思い出がありすぎて涙が出てきます。
もう、保護することはやめよう。
アンちゃん、一生一緒いることが出来なくて本当にごめんね・・。

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