うちへ入る道は車が通れない
なので
面倒だが少し離れたお宅の敷地を一部
駐車場としてお借りしている
そのお宅は毎年この時期、軒下に柿をつるしている
その日は
おっちゃんが軒下で干し柿をモグモグしていた
私が車から降りると
近づいてきたおっちゃんに
素手でつかんだ干し柿を二つ
「ほい」って、差し出され
一瞬パニクった
私は知っている
おっちゃんが向こうの垣根で
ときどき立ちションしてるのを
「ごめん、私干し柿食べれんのや」
おっちゃん、残念そうに手を引っ込めてくれたので
逃げるように帰ってきたけど
人の心遣いを無碍にした事で
罪悪感がチクリ
おっちゃん、ごめんな
少し凹んだ私に
ニャンコがスリスリしてくる
ニャンコをナデナデしながら
ふと、思った
そういや、夏場に時々
床に転がってるゴ○や、ク○も
この子達なりの心遣いなのか?


恐っ!てか迷惑なんですけどっ
足のもげたゴ○を
柿の種と間違えて
指でつまんだ事がある
全身に震えが走った
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