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ミコお母さん、お兄ちゃんたち…タマお兄ちゃん、まるお兄ちゃん。
みんなあたしに優しいの。だけど、おしりを強引に嗅がれるのだけは、どうしてもダメ。
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…はんた、聞いてる?😾
ずっと今のおうちに居るのだけど、一度、すごく怖い思いをした事が有るの。
雨も風もすごかった、あの時…。
美味しそうな獲物がいたから、狩って食べていたら、突然捕まれて、見た事もないところに放りだされてしまって…。
まわりは知らないものだらけで、仲良くしようとしても、追い立てられた。
おなかもすくし、安心出来る場所なんて無かったの。
山の中に隠れて、ゴハンを探して…。
知らない大きな猫だって、ゴハンをくれる猫もいたけど、また捕まったらと思うと、近づけなかったわ。
ある日、すごく懐かしくて、おいしそうなにおいにつられて、狭い…カゴみたいなところに入ったの。
ガシャンと音が出て、出れなくなっちゃった。
大きな猫が近づいて来て…もう、死んじゃうのかなって思ってた。
そしたら、知ってる匂いの大猫だったのよ。
疲れたって、怖かったって、おなかも空いたって、言い続けたの。目から水を出しながら、「もう大丈夫だよ」って言ってくれた…。
おうちに帰れるなんて、お母さんと、お兄ちゃんたちと、また会えるなんて思わなかった。
嬉しくて、ただいまって言ったら、みんなに怒られてすごくショック。
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お兄ちゃんたちはすぐわかってくれたけど、お母さんが思い出してくれなくて…😿
でもいいの。今はもう、思いっきりお母さんに甘えられるんだもの!
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あたしお母さんに、ゴハンの催促とか、鳴き方とかを教わっているの。
大猫の動かしかた、だって。
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お母さんはすごいのよ!まるで前足から糸でつないでるみたいに、大猫をあやつるんだから。時には、鳴き声ひとつで動かしちゃうの!まるで魔法みたい✨
あたしも早く、大好きなお母さんみたいになりたいな。
????「もうなってますよ、姫さま」
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