最近の状況を説明し、うんちを検査した先生から、まずはジアルジアに感染していると聞かされました。それで最近ずっと元気がなくて下痢が続いていたのかと合点がいきました。先生は続けて、茶色い尿は別の原因に依るもので血液検査をすると言われました。しばらく待って聞いた結果は、FIPが疑われるとのことでした。ただ、腹水は溜まってないので詳しく検査した方が良いということと、その病院では入院等が出来ないということだったので別の病院を紹介されました。
すっぽりハマって診察を受けるポンちゃん

24時間やっている白金台の病院に行き、詳しく検査してもらいました。溜まってないと言われた腹水ですが、ほんの少量溜まっており、それを検査するとFIP特有の粘着性のあるものでした。ただFIPの診断はとても難しいものだそうで、外部の専門機関に検査を依頼するとのことでした。検査結果は1週間後。
ただ、FIPが濃厚だったので、すぐにでも治療を始めましょうといわれました。
私たち夫婦にはまだ子供がいません。また、我が家は動物を飼うのも初めてです。先月ポンちゃんを家族に迎え、すぐに打ち解けて甘えてくるポンちゃんがすごく愛おしく、夫婦は更にポンちゃんの虜になってしまいました。これから家族でどんどん幸せになっていくはずでした。
お医者さんから鎮静剤を打った今なら鼻カテーテルができるのでやりましょうかと言われました。鼻カテーテルを入れると薬の投与やご飯を食べなくなった際に流動食の注入が出来るようになります。カテーテルがあっても自力でご飯を食べることも出来ます。ただ、エリザベスカラーをつけるのでストレスになるとのことでした。私たちは悩みましたが、現時点であまり食欲がないのとまだ体力ある内にカラー等に慣れておいた方が良いのではないかという思いで、お願いすることにしました。しばらく経って、診察室に呼ばれて、色々な検査を終えてインターキャットの注射と鼻カテーテルの挿入を終えたポンちゃんと会いました。
最初の病院でFIPかもしれないと言われ、こちらの病院に来て色々検査してFIPの話もたくさん聞いたけど、どこか現実味がありませんでした。うちのポンちゃんがFIPにかかる訳がない。もしFIPだったとしてもポンちゃんならきっと完治できる。などとどこかで考えていたからだと思います。でも、実際に診察室で鼻カテーテルを入れてグッタリしている中、こっちに気づいた途端に急いで近寄っきて怖かったようとスリスリしようとしてもカラーで思うようにできないポンちゃんを見て、一気に現実が襲ってきて、お医者さんの話を聞きながら夫婦で泣き崩れました。
エリザベスカラーと鼻カテーテルでぐったりのポンちゃん

こうしてポンちゃんとの闘病生活が始まりました。
闘病生活で以下を変えました。今後も試行錯誤しながら都度改善していく予定です。
・食事やトイレの記録をつけるようになりました。
・小さくて浅い食器を買って空の缶詰を裏面に貼り付けて高さを出してカラーでも食べやすいものにしました。
・少しでもご飯をたくさん食べるように高カロリーのウェットフードのご飯に変えました。
・トイレを2つに増やしていつ粗相してもいいようにペットシーツを周りに敷きました。
・粗相されたくないものは別室に避難しました。
・見守りカメラを設置しました。
・適当な安いマットレスを買ってリビングでポンちゃんと一緒に寝られるようにしました。
・カラーが邪魔で入れないコタツは外しました。
昨日、お医者さんで検査結果を聞いてきました。やっぱりFIPのウェットタイプだということでした。腹水も溜まり始めているとのことです。でも、体重は腹水分を抜いても少し増量していました。ポンちゃんは、ずっとグッタリしているけどご飯はしっかり食べています。
今日はポンちゃんが来てからちょうど1ヶ月。色々あったけどかけがえのない時間を過ごしています。ポンちゃんとの縁をくれた保護団体の方々や診察してくれた獣医さんたちに感謝しています。
これからクリスマス、お正月とありますが、ポンちゃんと一緒にどこまでも過ごせていけたらいいのになあ。
煮干しやちゅーるの入った引き出しの中に入ろうとするポンちゃん

連れ戻されるポンちゃん

一緒にがんばろうね

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