
カイくんが初めてうちに来た日の思い出を書いていこうと思います。
カイくんがうちにはじめてやってきたのは、2018年の7月13日のことでした。
子供のころから猫が大好きでいつか猫を飼いたいと心に決めていた私は、結婚を機にペット可のアパートへ引っ越し、それと同時に猫探しを始めました。
保護猫にしようと最初から決めていました。
ペットショップにはかわいい猫ちゃんがたくさん居るけど、血統書にあまり興味がなかったのと、猫のことを調べているうちに、保護猫という里親さんたちを探している猫ちゃんたちの存在を知ったからです。
地元の保護猫カフェを訪れた私は、そこの猫ちゃんたちと遊んでいたとき、ある一枚の里親募集チラシに目を奪われました。
それは、隣の区に住んでいるおばあちゃんがひとりで世話をしている半外猫(半外猫とは、エサや寝るときなどは戻ってくるけれど、それ以外はなわばりなどですごしている猫ちゃんのことだそうです。)の里親募集ポスターでした。
そこに写っていたのが、現在のカイくん(当時はごんたくん)でした。
店主に話を聞くと、保護猫カフェで保護している猫ちゃんではないが、里親募集に応募するのであれば対応してくれるとのことで、さっそくおばあちゃんにコンタクトを取り顔合わせの日をセッティングしてくれました。
主人とともに会いに行くと、家の中でおとなしく妹たちの面倒を見ているカイくんの姿がありました。

カイくんには、同じお母さんから生まれた半年違いの妹たちがいて、寒い日は妹たちを抱っこして温めながら一緒に寝るなど、男の子ながら母性のつよい猫ちゃんだったそうです。
まだ幼いころに、外にいるオス猫にぼこぼこにいじめられてしまって以来、外に出るのが苦手になってしまった珍しい半外猫だと言っていました。
私はその場でカイくんを引き取ることを決め、数日後にあずかりに来ることを約束して帰りました。
カイくんのトイレやキャットタワーなど、用意していく中でいろいろ考えました。
カイくんを引き取ることが本当に彼にとって幸せなのか、カイくんを今後飼育していくとしても、決して人間のエゴでカイくんの嫌がることをやらせてはいけないなーと、改めて命を預かることの重さを感じたのを覚えています。
それからのカイくんとの日々は、とても楽しいです。

カイくんがいま幸せなのかどうかは私にはわかりませんが、少なくとも私はとても幸せにしてもらっています。
また、カイくんを通じて、自分にもまだできることがあるかもしれないと思い保護猫活動やボランティアにも参加しました。
人生を変えてくれた大切な猫ちゃんです。
カイくんにありがとうをずっと伝えたいです。


最近のコメント