
前回の日記では、コメントやぺったんありがとうございました。
今回は、3匹目の猫であるナナさんについて書いていきたいと思います。
2018年の9月末にくぅちゃんがうちに来てから、私は保護猫活動への興味がつよくなり、一時保護のボランティアを始めました。
一時保護のボランティアは、これから冬に向けて寒くなるにつれて、生まれた猫ちゃんを温かいお家で保護して譲渡会などに参加し、里親さんを探すといった内容のものです。
11月の寒い日、そんなボランティアの過程で出会ったのがナナさんでした。
ナナさんは、おじいさんの家の軒下にオスのきょうだいと2匹で放置されていて、母猫が戻ってこないため保護したとのことでしたが、たった2匹だけのきょうだいなのに、仲がひじょうに悪く、オスから唸られ、ご飯を取られ、4か月だというのにとても小さい猫ちゃんでした。
私が避妊去勢手術の病院まで送るために受け取ったとき、オス猫と同じキャリーの中に詰められ、お互いに激しく唸りあいながら鳴き続けていました。
ナナさんも負けじと唸って鳴いていましたが、その体はオス猫の半分程度しかなく、これは引き離したほうがいいと感じた私は、おじいさんと相談の結果、手術の後おじいさんがオス猫を引き取り、私がナナさんを一時保護する形で話がつきました。
術後、ナナさんを家に連れて帰り、あらかじめ作っておいた二段ケージで保護しました。

保護直後のナナさん
虫などがいなかったので先住猫がケージを見に来れる空間で保護していたのですが、ある日そこに現れたカイくんがトコトコと近寄っていき、ナナさんに顔を近づけて「なぁーん」と鳴いたのです。
その声に全く敵意はありませんでした。
カイくんはただでさえ7キロ越えの長毛猫で大きいですし、2キロ台の小さいナナさんは、また唸られるだろうと身構えていたので、カイくんが唸ってこなかったことに戸惑っているようでした。
カイくんは、戸惑うナナさんに「なぁーん」とかわいい声で鳴き続け、自分が怖くない存在であると示すためケージの前でおなかを出してごろんと横になったのです。
ナナさんが初めて自分を敵視しない猫と出会った瞬間でした。
そこからの展開は早く、私はうちのボス猫であるカイくんがナナさんを気に入ったのなら、ナナさんを一家の一員として迎え入れようと決めました。
主人にその話をすると、主人も一発オーケーを出してくれ、晴れてナナさんはケージから出て家族になりました。
くぅちゃんと仲良くなるのに少し時間はかかりましたが、ボス猫のカイくんが気に入ったナナさんに、くぅちゃんも文句はないようで、今ではすっかり仲良くしてくれています。

ナナさんはとても面倒見がよく、後から入ってきた後輩猫たちのグルーミングを率先して行ったり、世話をしてあげたりして、和を作ってくれています。
とても可愛くて、なくてはならない存在です。
ナナさんと出会えて、本当に良かったと思っています。

おかえりなさいと出迎えてくれるナナさん
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