年も明け、いよいよ退職までのカウントダウンが始まりました。
ここで、何回かに分けて(不定期ですが)、私と仕事の関係についてお話したいと思います。
私よりも若い方のご参考になればと思います。
ところで皆さま、富士山に登ったことはありますでしょうか?
富士登山は人生に例えられると、私は考えています。
私は5回挑戦して、5回とも頂上に到達しました。
あの富士山の頂上に上がった時の達成感と言ったら、快感以外の何物でもありません。
富士山は遠くにあって眺めるものではありません。
あの長く緩やかな稜線、この日本一の山は初心者でも優しく受け入れてくれる、懐深い山なのです。
日本人として生まれたのであれば、一度は富士山に登ることをお勧めいたします。
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私の日記をお読みになる方で私よりもお若い方、たくさんいらっしゃると思います。
20代の方、30代、40代、そして50代前半の方、各ディケード(10年)毎に会社のポジションや役割が変化していきます。
私の場合は、40代までのキャリア設計は10年単位で組み立てていました。
過去の10年を振り返り、次の10年を考える。
ちょっとのんびり屋かもしれません。
だから、年齢が次の10の位に繰り上がると感慨深いものがあったのです。
しかし、50歳になった時に、これまでとは違う感覚に襲われます。
50代になると、会社人生の頂上が近づいてきます。
10年単位で物事を考えると、次は定年になってしまうのです。
50歳の私は5年刻みで物事を考えるようになりました。
残された時間はあまりないのです。
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さて、50歳になってからの5年間は実にアッという間に過ぎていきます。
55歳になるとさらに時間は加速します。
55歳からは1年単位で物事を考えるようになりました。
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会社人生で50歳は、富士山で例えるなら、9合目でしょうか。
9合目、頂上はもう少しですが、まだ雲がかかっていて、頂上ははっきりと見えません。
さらには55歳、これで9号5尺まで登ってきました。
目の前にはっきりと頂上が見えます。
嫌なこともたくさんありましたが、登って来た登山道を振り返れば悔いのない会社人生だったと思います。
カウントダウンの期間に突入しました。
会社を退職しても、事業所のある街を面を向けて歩けるように、美しく退社したいと考えています。
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親父さま、長い間、ご苦労様でした。
誰も気にせず、しばらくはゆっくりしてくださいな。
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次回は、なぜ会社を中途で退職するかをお話しいたします。
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